2003年11月08日
11月8日土曜日、仕事が終わって帰る支度をしていると、
「先生、、。みんなで話があるんですけど、ミーティングルームに来て貰えませんか、、、。」
と、受付の横山さんが、呼びに来た。
みんなの方から話があると、呼びに来るなんて、一体、ナ・ニ・ゴ・ト??
瞳孔収縮に加え、驚きのあまり不整脈が出ている。心臓がバクンバクン言っている、、。
ど、ど、どうしたのかなあ、、
誰か辞めたいというのかなあ、、
最近、怒ったかなあ、、、
そう言えば、最近入ったばかりの中野さんには、ちょっと厳しすぎたかなあ、、
でも、言わなきゃしょうがないことだしなあ、、。
それとも、、、??
生唾を飲み込んで、深呼吸をしてミーティングルームに入ると、、、
パ・パ・パ・パ・パ〜〜ン!! パカ、パカ、パッカ〜ン!!
と、クラッカーの嵐。
うわっつ!! ビックリしたっつ!!
な、なっ、ななな、なんだあ?? なんでクラッカーだ??
僕の誕生日はとっくに過ぎたぞお?? 何の騒ぎだ??
と思っていたら、、、
「創立記念、おめでとうございま〜す!!」
と拍手の嵐。
あっ、そうか!!
11月10日は創立記念日だ!
忙しくてコロッと忘れていた!!
でも、開業して何年にもなるけど、みんなの方からこんなふうに祝って貰ったのは初めてだ、、みんな覚えていてくれたんだ、嬉しいな、、。
と思っていると、受付の中野さんが花束を持っている。
うわっつ!! 花束だ!! これはやばいパターンだ!!
みんな、僕が涙もろいのを知っているだろうに!!
これは耐えられないモード突入だぞ!!
胸にジ〜ンと来るのを何とかこらえようと、他の事を一生懸命考える、、。
なんとかこらえて、平静を装い、
「ありがとう、、。」
と、花を受け取る。
すると、こんどは横山さんが何やら包みを差し出している。
「これ、みんなからです。受け取って下さい。」
「え?? ありがとう、、。」
と、受け取り、早くズラカろうとすると、
「よかったら、ここで開けてもらえませんか?」
と、笑っている。
開けてみると、、、ワインが2本入ってるが、涙目でよく見えない。
何度かまばたきをして、よ〜く見てみると、、
「祝 10周年」と書かれ、なんと、先日みんなで玄関で撮った写真がラベルになっている!
この間 写真を撮ったのはこれのためだったのか!
もう1本のほうは「Congratulations 10th Anniversary」と書いてある!
おまけに、ひろ矯正歯科の商標マークまで入っている!
アカン、これはいくらなんでも耐えられないぞ、、
「ありがとう、有り難う、、。」
みんなの顔をみると、こっちを見て笑っている、、。
一生懸命、他のことを考え、早く退散することに。
「ありがとう、じゃ、おっさき〜〜っ。」
と、ミーティングルームをあとにする。
車に荷物を詰め込んで、家路を急ぐ。
いつもどおり10分弱のドライブで家に到着。
トランクから荷物と、花と、ワインを出して玄関に運ぶ。
この時点ですでに涙腺がかなり開いている。
居間に入ると女房と子供がいつもどおり、迎えてくれる。
「おかえり〜〜っ!!」と、みんなテレビを見ている。
僕は無言 「、、、、。」
女房が、「どうしたの? その花!?」
やはり僕は無言 「、、、、。」
女房「どうしたの? 目が真っ赤だよ!?、、え? パパ、泣いてんの??」
と、騒ぐ、騒ぐ。
その一言でテレビに見入っていた子供達まで起きあがって僕に注目。
フリーズしている。
僕は無言のまま、涙腺+鼻水全開。
子供達は何があったんだと、口をあんぐりあけている。
「みんながさ〜〜」
と、心の中で叫ぶが、声が出ない。
とても会話など出来る状態ではない。
食事のあと、女房と
いつも一生懸命、患者さんの事を考え、少しでも良い治療を、少しでも快適に治療を受けていただけるように、精一杯駆け足で送る毎日。
勿論、僕自身はスタッフのみんなにも精一杯気を遣っているんですけど、なかなか わかって貰うことは出来ないんですよね。
開業して今年は10年目ではなくて9年目なんですけど、そんなことはどうでもいいんです。
「かぞえ」で10周年ということにしましょう。
みんなが創立記念日を覚えてくれていただけでも嬉しいのに、みんなの方からこんなに祝福してもらうとは、、開業してから今までにこんなに嬉しかったことはないです。
本当にありがとう!
このワインは、とてもじゃないけど勿体なくて、飲めないです。
お花も飾らせて頂きました。
開業当初、経済的に親の援助を一切受けれず、狭いテナントに毎日おにぎりを持参して、女房と2人で細々と開業した当時の記憶が蘇ります。
開業1周年記念日に仕事の帰りにセブンイレブンで240円で2個入りのケーキを買って帰ったら、家で女房がお祝いを用意してくれていて、その時も泣けました。
幸い、開業以来、普通では考えられないほど沢山の患者さんが来てくれていますが、今まではスタッフがついて来てくれなかった。
ちょっと注意をすると翌朝には辞表が置いてあったり、スタッフ間でイジメあって辞めていったり、、今までスタッフのことでは本当に大変な思いをしてきました。
今現在、ひろ矯正歯科がこれほど認められているのも、僕が安心して海外に長期出張に行って来れるのも、みんなみんな、現在頑張ってくれているスタッフの皆さんのおかげです。
いつも言っているように、僕はただの船頭さんで、実際に船を動かしてくれているのはみんなです。
ひろ矯正歯科で一番偉いのは患者さん、その次がスタッフのみんな、最後は僕です。
厳しいことをビシビシ言ってもイヤな顔一つせず、僕と一緒に 一生懸命 一緒に走ってくれるみんな、本当に有り難う!。
これからも宜しく!
Toshiaki Hiro|記事URL