2009年06月01日
日本国憲法第二二条の1に「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」と、職業選択の自由が保証されています。
すなわち、全ての日本国民は、職業を自由に選択する権利が保証されているわけです。
しかしながら、「権利」と同時に、必ずついてまわるのが、「義務」です。
ひろ矯正歯科には、就業規則があります。
これは労働基準監督署にも届け出てある、いわば法律のようなものです。
これに従わないで、例えば、私がスタッフA子に対して、頭に来たからと、勝手に御給料を減らしたりすることは許されませんし、超過勤務をサービス残業で「ありがとうね〜」で済ませたりする事も許されないわけです。
もっと極端な話、私がある朝突然、A子が出勤してきた時に、「あっ、A子さんさあ、今日から別の人が入ったから、辞めてくださ〜い。」と言ったら、これは本人にとっては大変な問題ですから、訴訟になり、まず間違いなく私が負けるでしょう。
もしも、もしも、私が即日解雇をする場合には、解雇するに足りる正当な理由があり、かつ、1ヶ月以上の給与を支給しなければなりません(或いは1ヶ月以上前に解雇予告をすることが必要)。
これは労働者保護のための、労働者の「権利」です。
一方、就業規則には、退職する際には1ヶ月以上前に申し出る、ということが明記されており、雇用契約を締結する際にも、その事を説明し、納得の上で署名して頂いていますので、退職の際には、それを守って貰わないといけません。
これは就業時間を守らなければいけないのと同じように、労働者の「義務」です。
ですから、「今日限りで辞めます」と、保険証とカギを置いて、勝手に帰ろうとするのは明らかな契約違反で、私はそうゆう人に対しては、「はいはい、ご自由にどうぞ」と対応してきましたが、相手の態度如何によっては「約束を守らないのは卑怯じゃないか!」と、怒りをあらわにし、時には罵倒したこともありました。
なぜなら、私はその人に対していろんな約束を守ってきたにも拘わらす、それを踏みにじる行為だからです。
一生懸命やってくれるスタッフには、年に数万円も昇給したり、ボーナスを60%以上も上乗せしたりしてきました。
就業規則では、昇給は 年5,000円だから、それ以上する必要はないと言われても、みんなが頑張ってくれているのを見ていると、感謝の気持ちで一杯で、そうさせて貰ってきました。「これだけ払っているんだから、働け!」などと思ったことは、本当に1度もありません。
私は、スタッフに完璧を求めていると思われているみたいですが、とんでもないです。
私自身、より良くなれるように日々努力をし、私に出来る限りの最高の治療が出来るように頑張っていますが、完璧なんてことは有り得ませんので、スタッフにもそんなことは求めてはいません。
ある人に出来ないことが、ある人には出来る、だからみんなで助け合って、社会は成り立っているんです。
出来ないことを、やれと怒鳴ったところで、出来るわけはありませんから、そんなお馬鹿な事は言いません。
逆に、出来るのにやらない人、何度言っても改善しようという姿勢がこれっぽっちも見られない人には、責任者として厳しく言ってきました。
もちろん、最初は穏やかに注意をするのですが、何度言っても改善しようという姿勢が見られない場合には、だんだん声が大きくなりました。
なぜなら、その人がきちんとやってくれないと、困るのは私ではなく、他のスタッフであり、患者さんだからです。
それをスタッフのみんなも理解してくれていると思っていました。
出来ないのや、失敗はしょうがないけれど、努力しないのは患者さんにも他のスタッフにも迷惑となるからです。
私は裏表の無い人間ですから、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、白黒はっきりしていて、本音と建て前、表裏のある言動というのは、大嫌いです。
嫌いな人とは口もききたくないというのが私の性格です。
スタッフのみんなとは本音で付き合ってきましたし、私はみんなが大好きなので、笑って話しかけてくれると、本当に嬉しかったです。
でも、みんなは、じつは私のことをとても嫌っていた、イヤでイヤでしょうがなかったんだと聞かされ、言葉では表現できないほどショックでした。
今回、スタッフB子が体調を崩し、休ませて欲しいと言ったときに、私は今の仕事を続けたいなら、医者に行って、体をしっかり治しなよ、と言いました。
ところが、B子はその翌週、「今日限りで辞める」と言い、帰ろうとするので、私は「体調不良で休むのはしょうがないけど、今日限り辞めるというのはないでしょう。約束は守れよ!」と、怒りました。
すると、B子は他のスタッフに「自分は体調が悪いので休ませてくれと言っただけなのに、私は院長に辞めろと罵られたので辞める。」等々と言い、それを聞いたスタッフは、なぜそんなひどい事を言うのかと、私に詰め寄りました。
私はいくら「言っていない」と言っても、いくら状況を説明しても、全く信じて貰えませんでした。
過去、「今日限り辞める」と言った人には激しく文句を言ったこともありましたが、辞めるという言葉が出てもいない人に対して私のほうから「辞めるんだろ?」とか「辞めたいんだろ?」などと言ったことはありません。
「なぜ信じてくれないんだ、僕が今まで何年もみんなにしてきたことを見れば、僕の言っていることが本当かどうか、わかるだろう! 信じてくれよ!」等々、いくら言っても信じて貰えませんでした。
私は今まで、スタッフのみんなを家族同様に考えてきました。
歯科医師会で美味しいレストランに行けば、みんなも連れって来てあげたいと思い、仕事が早く終わる日にそのレストランを予約して食事に行ったり、雪道を帰るときには、事故を起こさないかどうか心配し、着いた頃を見計らってメールをしたり、親がタバコを吸うというスタッフには、タバコは心筋梗塞・脳梗塞の原因になるから、倒れてからでは遅いから、今すぐを止めるように言ったり、、。
技工士が残業していると、お弁当を買ってきて差し入れたり、作りきれない分は外注に出すようにと指示したり、、いろいろと気を遣って来たつもりでしたが、そこまで言われ、人格否定されるとは思ってもいませんでした。
私も矯正科にいたときは、医局員が二人集まれば教授の陰口を言い、愚痴を言っていましたが、でも、みんな教授を尊敬していましたし、教授のようになりたいと思っていました。
間違っても、外で教授の悪口を言ったり、他の医局員に辞めるようにと言ったことはありませんでしたが、、。
私は常々言ってきたことは、トヨタに勤めながらトヨタの車の悪口を言ってまわるなら、トヨタにいるべきではない、トヨタのお客さんが払ったお金を受け取る資格はない、ということです。
トヨタに勤めるならば、トヨタの車の良さを理解し、愛し、尊う気持ちがなければおかしいと思うのです。
患者さんの中にも、ものすごく強い人や、挨拶をしても返事もしてくれないと、きっと私のことが嫌いなんだろうな、と思ってしまいますが、会うといろんな事を楽しげに話してくれる患者さんや、旅行に行ってきたからと、お土産をくれる患者さんもいます。
修学旅行に行ったからと、僕にお土産をわざわざ買ってきてくれたりすると、本当に嬉しいです。
具合が悪くても、精神的にどんなにつらくても頑張って来れたのは、私の治療を求めて来てくれている患者さんがいる、私を信じてついてきてくれるスタッフがいる、と思ったからです。
今後は、言っても改善しない場合や、即日退職しようとするスタッフには、労務事務所の指示に従って穏やかに対処したいと思います。
これは、自分自身に対する戒めのためにもここに記します。
この院長日誌は、今回関係しているスタッフを非難したり、すでに退職したスタッフを中傷したりするのが目的ではありませんので、誰が何を言っているか等々の細かいことまでは書きません。
新しく来てくれるスタッフとして応募してくださる方は、これをお読みいただき、現在の状況を理解した上で応募していただきたいので、アップしました。
こんなことを知らされたら、志願する人はいないかも知れません。
でも、都合の悪いことを隠して労働契約を結び、働き始めたら、こんな筈じゃなかった、などという卑怯な事はしたくない、というのが私の考え方です。
一生懸命働いたお金で矯正治療に通っている患者さんや、片道何時間もかけて通ってきている患者さんを裏切らないためには、プラスになることとマイナスになることをよく考えて行動してくれること、嘘をつかないこと、素直に自分の過ちを認めて改善してくれることが必要です。
職種と募集人員は、受付1〜2名、歯科衛生士1〜2名、歯科技工士1〜2名です。
私の考え方に共感し、協力して頂ける方は、御連絡ください。
労働条件等は、求人の頁、スタッフ募集の頁を御覧下さい。
Toshiaki Hiro|記事URL