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院長日誌

2014.12.05 学会・セミナー 伊賀 & 日本舌側矯正学会

11月の23、24日の連休、日本舌側矯正学会が名古屋のウインクあいちで開催され、本学会の会長の佐奈先生から特別講演を依頼されましたので、発表させて頂きました。

じつは、22,23日は私用で出掛ける予定が入っておりましたので、JLOAは参加しない予定だったのですが、会長から直々にお電話を頂いたとなると峻拒するわけにもいかず、24日でも良ければ受けさせて頂きます、とお返事させて頂きました。

私用というのは、まあ、趣味で三重に出向いていたのですが、趣味の空き時間に 幼少の頃から高校卒業するまでを過ごした三重県四日市〜鈴鹿あたりを散策してみました。
四日市市内は道路が広く拡張され、小学校の頃に自転車で遊んだ浜田小学校〜港中学校あたりは、当時の面影は無く、ガラリと変わっていましたが、JR四日市駅周辺と、千代崎、鼓ヶ浦の海岸、このへんは40年前と変わらぬままでした。
JR四日市駅、懐かしいな、、いつまでも変わらないでいて欲しいです。

23日は午前中で用が済み、午後から空き時間となりましたので、そのまま名古屋に向かえば JLOA午後のプログラムと懇親会に間に合ったのですが、何故かハンドルは逆方向に、、、プチドライブで「伊賀」に行って来ました。

何をしに行ったか、、、伊賀と云えば、伊賀忍法で知られていますが、目的は忍者ではなく、「ぎゅ〜」です。
牛肉と言えば、松阪牛が有名ですが、松阪牛のルーツは「伊賀牛」だということを御存知でしょうか。

以前、グルメ番組で伊賀牛のぶ厚いステーキ肉をフォークとナイフじゃなくて、割り箸で切るシーンを見ました。

 
こんな ぶ厚いお肉を割り箸で切っていました。

番組は一瞬チラッと見ただけだったので、何というお店かわからないのですが、まあ小さな町だし、行けばなんとかなるだろうと、何の下調べも無く向かいました。
番組では、白石神社の近くだと言っていたような、言っていなかったような、、。

でも、向かってみると、白石神社というのは、かなり人気のないところにあり、とても食事出来るところがあるような感じでは無く、Uターン。
結局、伊賀上野の市内に戻って、街中をグルグルと1時間ほど散策。
スマホで「伊賀牛」をサーチすると、美味しそうなお店がいくつかヒットしたので行ってみましたが、3連休の真ん中の日の お昼時だからでしょうか、何処のお店も長蛇の列で、断念。

結局、テレビで見たお店はわからずじまいで、 「ぎゅ〜」は またの機会に置いといて、名古屋に向かいました。

テレビで見たのは、和風の高級料亭では無く、黒っぽいカウンターの、どちらかというと入りやすそうな感じのお店でしたので、もしもお心当たりのある方がいらっしゃいましたら、御連絡頂けましたら嬉しいです。


幻の 白石神社あみ焼き牛ランチ

その夜は名古屋市内のホテルに泊まり、翌日の講演の準備です。


翌朝は、いつもより少しゆっくり寝て、JLOAの会場に向かいます。
講演は30分、内容は先日のインドの学会で紹介をした Mienai Lingual Bracketと、それにつづいて World Board of  Lingual  Orthodonticsについての私なりの意見を述べさせて頂きました。
もともとは、WBLOについては触れる予定はなかったのですが、Pre-Congress courseで布川・松野両先生が、「最難関な WBLO(World Board of Lingual Orthodontists)試験に合格するための方法」、という題目でコースをされていること、そして、先日のESLO の Active memberの申請には、リンガルで治療したのではない症例を提出している日本人の Candidateがいたこと、そして JLOAが Active memberという呼称を「リンガル認定医」と変えたこと等々について、私なりの意見を述べさせて頂きました。

私はこういった認定試験の審査は、Anonymousであることが絶対条件であると思います。
いろん学会の試験が匿名を詠っていますが、本当に100% 匿名の試験、つまり、試験官が審査している症例は、誰が治療したものであるか全くわからない、同時に、どの症例をどの試験官が評価したのかわからないという100%匿名の試験は、私が知る限りありません。

私が受験した頃のEBOはこの辺はかなりシビアに行われていたようですが、最近は Examiners や Candidatesに いろんな人が入り込んできて、状況が少し変わりつつあると聞いておりますし、殆どの試験において試験官は自分の審査している症例が誰によって治療されたのか等を知っており、私的感情や政治的影響力が少なからず関与していることが多いようです。
その点、日矯の専門医試験は、過去に某大学の教授が不合格になっている事などを鑑みると、かなり公平な形で判定されていると思いますが、症例の難易度が定められていないことなど、改善されなければならない点もいくつかあると思います。
どの学会も行っていない、完全に匿名で、万人に公平な試験にする決定的なアイデアはありますが、ここで記すつもりはありません、スミマセン。

それから、日本舌側矯正学会が「Active member」という呼称を「舌側矯正認定医」と改変したことは、私は賛同できないということも述べさせて頂きました。
なぜなら、舌側矯正は、普通の外側の矯正に比べて遥かに高度な技術を必要とし、診断能力、治療に関する知識も通常の矯正のものに加えて、数段ハイレベルなものを必要とするわけですから、外側の矯正治療でOKである「日矯学会の認定医」を持っていない者が、「日本舌側矯正学会認定医」を持っているという事は、おかしいと思いませんか?
逆上がりの出来ない人間が、いきなりムーンサルトをやったら、大怪我するのは間違い無いからです。
ハーレーに乗りたければ、まず、自転車を乗れるようになる、これが当たり前だと私は思います。
ですので、こういった認定試験は匿名条件であるだけでなく、受験資資格も厳しく絞り込まないといけないと思います。

さらに、日矯認定医に合格しないから、海外の試験にトライする、これはまあ基本的には自由ではあるのでしょうが、Applyする人間のモラルの問題で、そういった事は遠慮するのが良識ある歯科医ではないかな、と私は思います。
先方の先生達にとって失礼であり、非常識です。

WBLOに関しては、2010年に「もっと煮詰めてからスタートすべきである」という、いろんな先生の意見を尻目に、見切り発車的にスタートしてしまった事で、日本や韓国の先生達が、まさに世界の頂点に立てる機会を永遠に逸してしまった、その事が私は残念で仕方がありません。
私は、WBLOは Orthodontic Boardの最高峰であるべきだと考えていました。
それを実現するには、WBLOを持っている人間が、「自分らはトップだ」と言ったところで笑われるだけなので、きちんと整備して、誰が見ても「こいつらはクレイジーだ、こいつらはNo.1だ」と言われるような WBLOにしなければならないと 私は考えていました。
ところが、私が何か意見すればするほど、ヒロはウザイと罪人扱いされ、挙げ句の果て、JLOA理事会に出向いたら、「廣先生来ているけど、入れていいのか」とまで言われ、何処に行っても四面楚歌、おしまいには「ヒロは除名しなきゃダメだ」とまで言われましたが、私は自分の私利私欲で言っていたのではありません。
矯正歯科という医学の基本を遵守し、何処に出しても恥ずかしくない素晴らしい治療を舌側矯正でキチンと行っている先生がいるのだという事実、そういった臨床家の先生達に世界の矯正歯科界のトップに立って欲しかった、誰にも文句の付けようが無い Boardを作って欲しかった、それだけなんですが、、、今となってはどうしようも無いです。

まあ、人生一度しか無いですし、時間も限られているわけですから、今後は自分の必要な学会だけを選んで会員資格を継続し、そうで無い学会は退会してゆこうかな、と考えております。
認定関係については、自分は European Boardを全て舌側矯正で出して合格しているわけですから、この先は、日矯の専門医と EBOだけでOKかな、と思う今日この頃です。




発表のあと、早々に会場を後にし、からめ亭で あんかけスパを食べて帰りました。


あんかけスパはいろいろありますが、私はここのナポリが一番好きです。


最後に、これは心からのお願いです。
自分はいろんな認定試験の Examinerも、関わるつもりはありませんし、関わりたくありませんので、絶対に自分を引き込まないでください。

年内の学会発表は、このJLOAで終わりですが、すでに来年の学会の準備に追われています。
忙しい、忙しい、、。


2014.12.09 追記;
このたび、JLOAを退会したい旨を連絡しましたところ、本日、会長から退会届け受理の旨のメールを頂きました。
今後は、出るとすれば、会員外の一般で参加させて頂きます。
したがいまして、JLOAの「舌側矯正認定医」も、私はありません。

プロフィール

院長

長野県松本市在住

  • 1960年生まれ

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