長野県塩尻市の舌側矯正・歯科矯正専門医院 ひろ矯正歯科 スタッフブログ

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歯科衛生士研修会

  みなさん、こんにちは!! 歯科衛生士のmizです。
今回は、7月26-27日に行われた歯科衛生士研修会の事を御紹介したいと思います。

 現在、歯科衛生士になるためには、専門の養成機関で2年間 (又は 3年間)学んだ後、国家試験に合格すると資格が得られます。その修業年数について、《平成22年4月1日までに、全国すべての養成機関での修業年数を3年間に統一する》ことが決定しました。 それに伴い、学ぶ内容が多くなり、社会から求められている“歯科衛生士の役割”も、より高齢化社会に対応するものになってきています。

 そこで、すでに資格を得ている歯科衛生士も介護や口腔ケアの視点で多くの知識を増やそう! と、研修会が行われました。一見、矯正歯科と介護???と共通点がないように思われますが・・・

“偏った知識ではなく、患者さんからの様々な問いに答えたり、自分自身の家族や周りの人に
何かあった時、実践できるように” と思い、参加しました。

私は主に《介護予防 》についてのお話をまとめますので、みなさんが介護について少しでも興味を持つきっかけになるといいな!と思っています。


☆★介護予防と口腔機能の向上★☆

 <介護の実態・過去/現在/未来>
 =過去=
  ・床ずれができて皮膚に穴が開き、骨が露出しても放置される
  ・老人ホームなどの入所者全員、男女の区別なく扱われる・・・入浴時には裸で順番待ち
  ・何ヶ月も入れ歯を洗わず、入れっぱなしにされる
          ↓
     個人を尊重していない、“モノ”として扱うようなずさんな介護でした。

 =現在=
  ・2000年介護保険導入とともに、介護サービスの質・量・理念が劇的に変化!
  ・施設やサービスも増え、要介護者1人1人に温度のある介護が行われるようになってきている

 =未来=
  ・2015年には、介護保険受給者が650万人にのぼると言われている
  ・2050年には、65歳以上の方が人口の40%を超えるとの予測
          ↓ ・・・そこで、
     介護保険制度の充実に加え、要介護になる前に“予防”をしよう!
     という考え方が重視されてきています。

 <介護予防とは???>
  ・要介護状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと
  ・要介護になっても、その悪化をできる限り防ぐこと

 =具体的な予防策=
  1.運動器の機能向上支援→転倒・骨折予防教室
  2.栄養改善→栄養指導
  3.口腔機能の向上支援→☆歯科衛生士が深く関わってくる☆
  4.認知症予防支援
  5.うつ予防支援
  6.閉じこもり予防支援

 <口腔機能の向上支援>
  ・“口腔機能の向上”をわかりやすく言うと・・・
       ↓
    口の中をできる範囲で清潔に保てるよう、直接的 又は 間接的に関わっていくこと。
    それに加えて、歯を磨くことだけではなく、舌や頬の力をつけるように、
    “食べる・飲み込む”の機能が上手く働くように手助けをすること。

 **口の中が汚れていると、どうなるの???**
   口の中には、普段から様々な菌が住んでいます。
   歯磨きが上手くできない方、自分で磨けない方の口の中では、もっとたくさんの菌が増え
   てしまいます。体力や免疫力のないお年寄りの方などが、うまく食べ物を飲み込めない時、
   本来食道に入るべきものが、誤って肺に入ってしまい、肺炎を起こすことがあります。
   これを、誤嚥性(ごえんせい)肺炎と言います。 この時、口の中の菌も一緒に入って
   しまい、その菌によって症状が重くなり、死に至ってしまうことがあります。65歳以上の
   要介護者死亡原因トップは・・・なんと肺炎なのです!
   こうした重篤な肺炎を防ぐためにも、口の中を清潔にしておくことが必要ですね♪

 <実際には何をしているの??>
  ・主にデイケアセンターなどでは、高齢者自身が“やってみよう!”と思えるような
   簡単な方法で、楽しみながら自分の口の中に興味を持ってもらっている様です。
          ↓ ・・・例えば
   自分の口の中はどんな状態? 舌で歯を触ってみる(ツルツル?ヌルヌル?ザラザラ?)
   30秒間で何回“ごっくん”できますか? 嚥下機能の運動
   風船を膨らませる/吹き矢を吹く ゲーム感覚で頬や唇の力つける

 =歯科衛生士が行っていること=
   様々な清掃用具を使って、歯垢や舌苔(ぜったい:舌につく汚れ)を除去する
   スポンジの付いた介護用のブラシで、口の中の粘膜を刺激し、唾液の分泌を促す
   歯ブラシや、電動歯ブラシを使って、頬や舌を刺激する
          ↓
   特別なものではなく、普段使っているものを利用して行っています。

 <口腔ケア=歯科衛生士!?>
  ・要介護者の口腔ケアに携わっているのは、歯科衛生士が一番多いかと言うと、実はそうでは
   ないのが実状。訪問診療や病院・施設に従事する歯科衛生士が増えてきてはいるものの、
   実際には、看護士や介護職員の方が行っていることが多い
  ・歯科医師・歯科衛生士は口腔ケアのプロとして、自ら口腔清掃に携わることはもちろん、
   看護士や介護職員、理学療法士など、多職種とも連携して、口腔機能向上に取り組めるよう
   に協力していきましょう、という社会的な動きになっている

 <高齢化社会に向けて・・・>
   要介護者の“口の中の状態”は、身体の不調に比べると比較的軽視されがちですが、
   = 口は災いのもと = (少し違いますが・・・?)です。
   口の中の菌によって、全身にも関係することがあるのですから、大きな問題として認識し、
   体は元気でも、口は寝たきりにならないように、
   要介護者を診る方全員が、口の中に興味を持ってもらいたい!と感じました。


  今回お話を聞いた講師の先生方は・・・
   ★『要介護高齢者に対する専門的口腔ケアの科学と実践
     〜介護予防と口腔機能向上支援・歯科衛生士の在り方〜』
       日本大学歯学部 摂食機能療法学講座 植田 耕一郎先生

   ★『介護予防=口腔機能の向上=における歯科衛生士の役割』
       神奈川県茅ヶ崎保健福祉事業所     北原 稔先生

                   貴重な講義をありがとうございました!!
 
 
 
 
求人情報: 
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2008.10.11
 

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