今年の春、某短大に来春卒業予定者の求人を出したところ、5月に応募があり、内定していましたが、求人の項に書いてあるとおり、内定辞退がありました。
この短大、これで 3度目で、社労士も怒っています。
以前に勤務開始の数日前に内定辞退されて大変な事になりましたので、今回の学生に関しては、2025年 5月の面接の際に、 卒業までの間は放課後毎日出勤して仕事を覚えて貰うということに合意の上で、2026年 3月末までのパートタイマーとしての雇用契約書、さらに、2026年 4月からの正規職員としての内定書/雇用契約書をお渡ししました(医療法人の正式な書類です)。
ところが、毎日来る筈のパートは、殆ど来ない。
理由を聞いてみると、学校が忙しいのではなく、アパレル店でバイトをしているとのこと。
「来春卒業まで毎日放課後に来るという約束だったと思いますが、アパレルは辞められないのですか」
と聞くと、
「アパレルは辞めるつもりはないです」
とのこと。
これには驚きましたが、こちらは正式に内定を出しているわけですから、暫く様子を見れば、親なり短大の職員なりが指導して改善するかと思いましたが、状況が変わらない。
その後も殆ど来ないので、もう一度時間を取り、話を聞くと、
「私としては、ココに就職してもイイかな〜って思ってま〜す」
とのこと。
正式に雇用契約締結しているのに、この言いようです。
「あなたとは、来春からうちに正規職員として来てくれる契約を交わしてあり、正式な内定書もお渡ししてある筈です」
と話しても、申し訳なさそうな態度は全く無し。
社労士と相談し、こちらから内定取り消しは出来ないので、
「改善して貰えないなら内定辞退して貰っても構いませんよ」
と伝えたところ、その後、話し合いも相談も何もなく、帰り際に突然、
「就職の件なんですけど、やっぱやめます。パートも今日で辞めます。」
とのこと。
この学生曰く、短大の教員がそちらでは働かない方が良い、と言っているとのこと。
普通なら、学生から話を聞いて、内定貰っているんだから、と、この学生のことを諭し、改めさせる指導をするのが就職指導の教員の姿だと思うのですが、この短大、あり得ない。
教員もダメだが、人に言われなくても自分で考えて改めることが出来ないこの学生もダメ、親もダメ。
こんな責任感の欠如している人間は社会に出る資格なしです。
この短大、面接に際しても、成績証明書、卒業見込み証明書、健康診断書などは過去に 1度も持たせない。
関係者から聞いたところ、学生には、在学中にたくさん面接に行き、たくさん内定を貰っておいて、卒業が決まったら 1社に絞り込んで、他は辞退すれば良い、と指導しているらしいです。
以前、土壇場で内定辞退があった際に大学に苦情の電話をしたところ、教員数名で謝罪に来ましたが、この短大、その後も何も変わっていない。
事業所にしてみれば、内定取り消しは御法度であり、卒業予定の学生を内定した後 1年間は、他の応募者を全て断っているわけですから、出勤間際の 3月にいきなり内定辞退となれば、事業所は死活問題、たいへんなことです。
小学生レベルの計算問題も出来ない、日本の総理大臣の名前も書けない学生も学生ですが、教員も教員、この非常識な短大は社会的に大問題でしょう。
この短大からは絶対に取らない、という事業所が増えてきているそうです。