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相談室

インターネット相談室

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。
忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。
時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。
 
相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。
また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。
私の言っていることが絶対に正しいという保証はありませんので、御承知下さい。
 
お名前やメールアドレスは公開されませんが、偽のメールアドレスや、匿名・偽名の相談にはお答え致しません。
また、システム上、投稿内容は私どもでは一切修正出来ませんので、個人情報や誹謗中傷が含まれているものには回答致しません。
 
ひろ矯正歯科に通院中の方は、診療の際に御相談頂いたほうが詳しく説明出来ますので、ここに書き込まれてもお返事はいたしません。
 
 

  • 歯根吸収が進んだ状態での再矯正のリスクについて

    2025/04/23 20:23 投稿者:飛鳥 [xxx.10.58.66]

    初めまして。

    当方、二回目の歯列矯正を検討している者です。
    この度検索にてひろ矯正歯科様を知りまして、ご質問させていただきます。

    履歴としては上下の歯がくっつかない状態を改善するために
    約15~20歳の時にワイヤーでの矯正を行っておりました。
    しかし20歳の時に県外に就職が決まり当時通っていた歯科に通うことが困難になったため
    矯正が完了しないまま終了してしまいました。
    矯正としても終了間際だったため上下の隙間はなくなりきれいな形になっていたのですが
    3~4年ほどでまた元の空いた状態に戻ってしまい後悔をしていました。

    そのため現在通っている歯科にてインビザラインの矯正を検討しており
    全体のスキャンも取り本格的に治療を開始する直前でレントゲンを撮ったところ
    前歯2本の根っこが他の歯よりかなり短く推定0.5mmほどとのことでした。
    (ワイヤーでの矯正前に特に短いことを指摘されていなかったためおそらく
     この時の歯根吸収で短くなったのだろうとのことでした。)
    この状態で矯正を始めると歯根吸収でさらに短くなり抜ける可能性もしくは矯正ができても
    将来的に抜ける可能性があるとのことで医師からリスクはかなり高いとの診断を受けました。

    現在は保留という形で返事を待っていただいている形ではありますが
    きれいになっていたものが当初の隙間が空いた状態になり
    心理的には元に戻ったことを後悔しているため一か八かで矯正を受けたい気持ちもありますが
    20代で自歯を失いたくないという気持ちもありとても決めかねています。

    最終的に受けるかどうかは私自身が判断することではあるのですが、
    この短さで矯正を行うことはやはり高い確率で抜けてしまうのでしょうか。
    矯正期間中に抜けてしまうのを防ぐ治療法や対策はないものなのでしょうか。

    長くなりまして申し訳ございません。
    やはりこの状態では難しいということであればそれはそれで諦めがつくと思いますので
    ご教授いただけますと幸いです。

    飛鳥さんへ

     

    はじめまして、お返事が遅くなり申し訳ありません。

    歯根がどれくらい短いのか、実際に診て見ないとなんとも言えませんが、歯根の長さが 0.5mmということは無いと思います。

    乳歯や内部吸収以外は矯正治療中に歯が抜けてしまうことは稀です。

    外傷既往歯は内部吸収を起こすことがあり、歯の色はピンク色になって、著しい歯根吸収が起こり、その歯は抜けてしまいます。

    読ませて頂いて、おそらく前歯部が噛み合わないのは、舌癖が原因の開咬だと想像されます。

     

    今後の治療による歯根吸収に関しては、インビザラインでもマルチブラケットでも、装置の違いが歯根に及ぼす影響はあまり差が無いと思われますが、どこに、どうゆう力をかけるか、というコントロールは、マルチブラケットの方がコントロールしやすいのではないかと考えます。

    インビザラインのもう一つの問題は、歯科医師が十分な矯正の知識を持っていないことが多いという事です。

    それはインビザラインのプラチナドクターだから安心、というものでは無いと思います。

     

    読ませて頂いて、開咬の原因は、おそらく舌関与だと思われますので、舌癖を改善すれば開咬は改善することも考えられますし、逆に舌癖を改善しなければ、再治療してもすぐに戻って開咬になることが考えられます。

     

     

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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