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0001_舌側矯正_上顎前突_2類_叢生_4本抜歯

初診時 27歳の女性、八重歯、右上2番目の歯が中に入っていること、上顎正中線が右に寄っていること、下顎前歯の叢生を主訴に来院されました。
知人から、矯正すると歯が出っ歯になると言われたので、出っ歯にならないなら治療したいとの御希望でした。
金属アレルギーが有り、ピアスなどで膿んだことがあるとのことでしたので、金属アレルギーに関しては原因物質と成因について御説明したあと簡単な検査を行いましたが異常は見られませんでした。そのあと検査を希望されましたので、初診当日、ひととおりの検査を行いました。

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診断結果:143888

Angle Class II div.2 subdivision(Rt:4.0mm)

Skeletal II (ANB 8.1)

ALD: -8.0/-10.0 mm

OJ/OB: 3.0/4.0 mm

Midline: A/ 3mm shift Rt

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治療に際しては、詳細なインフォームドコンセントを行い、矯正治療で出っ歯になるかどうかは、治療後の予測図をお見せして、御納得頂いた上で、上記診断のもと、右上4、左上4、右下5、左下5を抜歯し、矯正治療を開始しました。

患者さんの希望により、​上下とも外側からは見えない裏側に装置を付けました。

装置は私が開発した “mienai bracket” を使用しています。

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治療開始から4か月後の状態です。すでに歯並びが改善してきていることがわかります。この時、知人から口がゆがんできていると言われた、自分でもそう思うとのことでしたので、レントゲンを撮りチェックしたところ、上下前歯の位置は治療前と変わっておらず、矯正学的にそのような変化が起こることは考えられないと御説明しました。

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治療開始から5か月後の状態です。叢生がかなり改善されてきました。

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治療開始から14か月後の状態です。抜歯した部分が閉じ、仕上げを行っているところです。

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治療開始から24回の調整を行い、2年1ヶ月で治療が終了し、矯正装置を除去しました。

治療前の凹凸だった歯が綺麗になり、抜歯した部分は完全に閉じています。
写真は装置を外した当日の写真ですので、裏側の歯肉辺縁が赤くなっていますが、歯周ポケットはなく、赤い部分は1ヶ月後の来院時には綺麗に引き締まった歯肉になっていました。

かかった費用は、初診相談料、検査・診断料、矯正基本料、抜歯料、調整料、消費税等を含め総額で138万 3,800円でした。

治療途中にはいろいろと相談を受けましたが、きちんと御満足の頂ける治療結果を得ることが出来ました。

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治療終了から3年後の状態です。治療終了時の綺麗な歯並びを維持していることがわかります。

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