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相談室

矯正治療に関して お困りの方にお答えします。

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。

忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。

時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。

 

相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。

 

また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。

私の言っていることが絶対に正しいという保証はありませんので、御承知下さい。

 

お名前やメールアドレスは公開されませんが、偽のメールアドレスや、匿名・偽名の相談にはお答え致しません。
また、投稿内容は私どもでは一切修正出来ませんので、個人情報が含まれているものには回答致しません。

 

ひろ矯正歯科に通院中の方は、診療の際に御相談頂いた方が適切に対応が出来ると思いますので、相談内容が他の方の参考になるようなもの以外は、ここに書き込まれても原則としてお返事はいたしませんので、御了承ください。

 

  • 親知らずと再掻爬後の痛みについて

    2020/11/27 16:42 投稿者:さきこ [xxx.129.20.28]

    親知らずが上下2本ずつあったのですが、全く痛くも何ともない状態で、以前診てもらってた歯科では「もしも痛みが出たら教えてね。」と言われていました。しかし、別の歯科で診てもらった際に「下の歯が隣の歯に向かって生えてるから、これは放置してたらいけないよ。」と言われ、1ヶ月程前に右の上下の親知らずを抜きました。上は歯が出ている状態でしたが、下の歯は歯茎が覆い被さっており、切開して抜きました。抜歯後下の歯茎がとにかく痛く、長く続き痛み止めを飲み続け2週間ほどでやっとおさまりました。しかし、先週あたりから下の抜歯した歯茎の部分がぽっこり腫れて激痛があり、再度診てもらうと膿んでるとのことで、抗生物質を飲み状態を抑え、今日再掻爬してもらいました。施術直後からとにかくズキズキ痛く、痛み止めを飲んでも痛いです。(舌が痛いのも気になるのですが。)
    口腔外科の先生曰く、私は人よりも歯茎の骨が分厚いらしく、抜歯後うまく出血せずにそこにバイ菌が入り膿んだと言われました。
    ネットを鵜呑みにするのは良くないことは承知の上で、「再掻爬は最終手段」、「再掻爬をすることはなかなかない」、という歯医者のサイトを幾つか見てしまい、今回の処置は適切だったのかと疑ってしまいます。先生のご意見をお聞かせ願いたいです。直接診てもない歯のことでお答えしづらいとは思いますが、とにかく痛すぎて、凹んでおります。よろしくお願いします。
    それと、隣の歯に向かって斜めに生えている親知らずは、痛くなくても抜歯するものなのでしょうか。残っている左の上下の親知らず、同じ痛みをまた感じなければいけないと思うと恐怖でなかなか抜歯の予約をいれられません。
    セカンドオピニオンで別の歯医者に診て貰ったほうがよいのでしょうか。
    長文乱文失礼致します。
    何卒宜しくお願い致します。

    さきこさんへ

     

    はじめまして。

    まず、水平埋伏して第二大臼歯にぶつかっている親知らずは、放置すると第二大臼歯の歯根吸収を起こして第二大臼歯をダメにしてしまう原因となるため、痛みが無くても抜かなければなりません。

    この場合、痛みが出てからでは遅いですので、今回抜歯したことは間違いでは無いと思います。

     

    抜歯後の治癒は、抜歯窩が適切に血餅で満たされ、かつ、適切に縫合されていれば問題なく治癒してゆく筈ですが、抜歯窩の血餅が抜け落ちてしまった場合、ドライソケットという状態になり、焼けるような激しい痛みと腐敗臭があります。

    このような状態になると、再度局所麻酔をかけて抜歯窩の掻爬を行う事が必要になりますが、「再掻爬は最終手段」、「再掻爬をすることはなかなかない」、という表現は、あまり適切では無い表現だと思います。全文を読んでいませんので、内容や意図することをがわかりませんが、「最終手段」というのは、悪いイメージに捉えがちですし、「再掻爬をすることはなかなかない」と書いている歯科医は、自分の腕が良いということを宣伝したいのかな、と思いますので、あまり気にされない方が良いと思います。

     

    ドライソケットは、医師側の不手際と言うより、患者さんの不適切な含嗽が原因であることが多いです。つまり、抜歯窩には十分に血餅があったにもかかわらず、患者さんがお口を強くゆすいでしまったために、血餅が流れ落ちてしまい、ドライソケットになってしまうということです。

     

    個人の書いているホームページでは、自分に都合の良いことだけ書いていたり、学術的に裏付けされていないことが書いてあったりしますので、鵜呑みにするのは良くないと思います。

    口腔外科領域に関する事でしたら、日本口腔外科学会のサイトを参考にされては如何でしょうか。

     

     

     

     

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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