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院長日誌

  • 63.8%、2.64、7.2%

    先日、歯科医師会のゴルフコンペがあり、つい先日開業したばかりの若手の先生と一緒にラウンドする機会がありました。

    夢と希望でいっぱいですね、頑張ってくださいね。

    患者さん第一に考え、真面目に、一生懸命治療していれば、必ず患者さんは来てくれます。

     

     

    開業医で一番頭が痛いのはスタッフ問題で、開業 20年以上の先生達は皆、スタッフのことで悩まなかったことは無い、と口を揃えて言います。

    何度注意しても改善しない、スタッフ間で喧嘩する、ちょっと注意すると即辞めて行く、などなど。

    いくら院長/社長が頑張っても、スタッフがキチンと動いてくれなければ院長/社長の考えている仕事は出来ませんので、国内外を問わず、スタッフマネジメントのセミナーはいつも満員、どれほどスタッフの問題で頭を痛めているかわかります。

     

    帝国データバンクの調べでは、2025年上半期(1~6月)の倒産件数(負債 1,000万円以上の法的整理)は 5003件、前年同期比で 2.4%増、上半期としては 3年連続の増加、うち、業歴 100年以上の老舗企業の倒産が 61件で極めて深刻な状況であり、医療機関の倒産も過去最多、上半期だけで病院 9件、診療所 12件、歯科医院 14件が倒産しています。

    医療機関の倒産原因は、医療機器の価格、人件費の高騰、入院患者の給食費・光熱費などの高騰に対し、診療報酬がそれらの上昇分を賄えないというもので、今後の下半期も過去最多の件数が見込まれるそうですが、注目すべきは、「人手不足倒産」(仕事があっても、従業員の確保が出来ずに事業継続が困難となったケース)が過去最多であるということです。

    人手不足倒産は医療界、製造業、販売業、自動車修理工場、飲食業等々、あらゆる業種で起こっています。

    某矯正歯科は初診予約が  1年先まで取れないとのことで、そんなに忙しいのかと思いきや、実は人手不足で検査が出来ない、患者も回せないという状態で、医院存続の危機に面しているらしいです。

    知り合いの眼科医院では、ある日、診療時間になってもスタッフが 1人も出て来ないので、院長がスタッフ室に呼びに行くと、机の上にスタッフ全員の退職届けが置いてあり、院長は為す術無く両親を呼んで、年老いたお母さんが算盤片手に受付を、お父さんがエプロンをして診療の準備や片付けをしたとのことです。

     

    昔は新聞やハローワークに求人を出せば、たくさん応募が来ましたが、最近ではどちらも殆ど効果無しで、求人サイトに頼らざるを得ませんが、この求人サイトがまたクセモノで、クリックされる毎に課金される、面接する毎に課金されるというものが殆どで、面接のアポイントを取っても連絡無しに面接をブッチする、面接しても現職がいつ辞められるかわかりません、などという意味不明の応募者ばかりで、採用なきまま掲載をやめました。

     

    ひろ矯正歯科では成功報酬型の紹介所からの応募は一切お断りしていますが、その理由として、成功報酬型は半年等の定められた期間を過ぎると数十万円〜百数万円もの成功報酬を支払わねばならず、しかも、報酬を支払ったらその職員は即辞めて行くということが知られているからです。

     

    そうなると、短大/大学などの卒業見込みの学生宛に求人を出して内定するのが有効であるように思えますが、リクルート就職みらい研究所の調査によると、2025年の新卒の内定辞退率は、なんと 63.8%、つまり、10社中6社が内定辞退の「被害」を被っているわけです。(11/15にアップした院長日誌には 40.5%と記していましたが、その後の調べでは遥かに高率であったため訂正します。)

     

    さらに、1人当たりの内定取得数は 2.64社で、6社以上の内定を貰っている学生は 7.2%とのことです。

    先日サイゼリアで隣の席にいたカップルが、♂は 3つ内定貰った、♀は 5つ目めを貰った、と談笑していましたので、上記リクルートの調査結果もかなり信憑性があると考えられます。

     

     

    私たち事業所が内定を出す場合には、書類審査だけで無く、直接何度かお話し、就業して貰う事に無理が無いか、給与面や労働条件等にも問題が無いか等々、慎重に考えて内定を出します。

    一旦出した内定を私たち事業所側から取り消すなどということは有り得ず、万が一そのようなことをすれば訴訟案件になってきますので、内定を取り消されて就職浪人になるのを回避するために複数内定を貰う、という言い訳は通りません。

     

    卒業生の就職率は学校にとって生命線でしょうが、私たち事業所は内定を出した後は求人を取り下げ、他の応募者の面接も断っていますので、来る筈の人が 3月末に 内定辞退となれば事業所にとっては死活問題です。

    そんなことは大学は承知している筈ですから、承知の上で、いくつか内定を貰っておいて、3月末に 1つに絞り込むように指導する、こんなことは断じて許されない行為です。

     

    美容師、調理師、整備士など、技術を習得して資格を取るという明確な目的を持って専門学校に入った人達は、自分の夢が実現出来るように頑張っている人をたくさん見ていますし、実直な人が多いように感じますが、自分が将来何をしたいのか、進学して何を学びたいのか明確な目標も無しに、単に就職対策として短大のつぶしのきく科に進学した人にとっては、短大は遊びに行くところであって勉強しに行くところではない、ゆえに短大生なのに小学生レベルの計算問題が出来ない、日本の総理大臣の名前も書けない、就職に関してもサイゼリアのカップルのようなことをするのでしょう。

     

    学校/教員が学生に教えることは勉強だけで無く、社会人として働くということのモチベーション、社会人としてのモラルやタブーについても教えるべきであると思いますが、こういった人の道に外れたことを指導する短大/大学は存在価値無し、廃校にしたほうが良いと思います。

     

    プロゴルファー ジャンボ尾崎の

    「作るアホウに 出るアホウ 同じアホなら刻まにゃ損損」

    という有名なフレーズがありますが、こうゆう短大/大学は

    「作るアホウに 行くアホウ 同じアホなら遊ばにゃ損損」

    です。

    大学関係者、これを読んで、頭に来た、訴えてやる、などと考えずに、まず己のやっている事が如何に非常識で背信的行為であるか考え、反省し、改めなさい。

     

     

    石破前総理は、国民所得を倍にします、とか、減税より賃上げで国民の手取りを増やす、高い成長を実現すれば  40年ごろに 1000兆円程度の経済が視野に入るなどと述べていましたが、中小企業のこういった実態も知らずに最低賃金の値上げを法制化すれば、倒産件数に一層拍車がかかることは間違いありません。

    世間のことを知らずに国の舵取りは無理だと思います。

    政治のことは政治家に任せ、余計な事は書きたくありませんが、国会中継を見ても、コイツ何のために国会議員をやっているのか、この政党は無い方がマシだな、と思うのは私だけではないと思います。

    高市総理、片山大臣、小野田大臣、長年にわたって壊されてしまった日本の再生のために、日本国民のために頑張ってください。

     

    ひろ矯正歯科では、受付を募集中です。

    高卒〜年配の方まで、学歴や経験は問いません。

    仕事が出来るとか出来ないとか、経験があるとか無いとかよりも、私の考えている事、私がやろうとしている事を理解してくれて、チームとして一緒に頑張ってくれる、これが一番大事です。

    面接に来て頂ける方は、ひろ矯正歯科公式ホームページからメールにて御連絡ください。

     

     

     

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