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相談室

矯正治療に関して お困りの方にお答えします。

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。

忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。

時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。

 

相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。

 

また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。

私の言っていることが絶対に正しいという保証はありませんので、御承知下さい。

 

お名前やメールアドレスは公開されませんが、偽のメールアドレスや、匿名・偽名の相談にはお答え致しません。
また、投稿内容は私どもでは一切修正出来ませんので、個人情報が含まれているものには回答致しません。

 

ひろ矯正歯科に通院中の方は、診療の際に御相談頂いた方が適切に対応が出来ると思いますので、相談内容が他の方の参考になるようなもの以外は、ここに書き込まれても原則としてお返事はいたしませんので、御了承ください。

 

  • ガミースマイルの改善を目的とした矯正治療について

    2022/06/30 11:05 投稿者:ちなつ [xxx.73.171.1]

    2年数ヶ月前からガミースマイルの改善および叢生を目的とした非抜歯矯正を行っております。
    結論から申し上げると、初診時の説明不足による精神的苦痛についてご相談です。

    初診時、特にガミースマイルをどうにかしたいこと、治療に際しては歯列弓をなるべく狭めたくないことを主にお伝えしました。
    セファロ分析もしていただき非抜歯矯正で治療出来るということで治療を開始しました。
    このときデメリットとしては、ディスキングをして並べていくこと、歯が数ミリ前に出てしまう可能性があることを伝えられました。

    それから1年以上経ち、ディスキングをすることなく治療が続きました。
    歯を削らなくて済むので私からも聞きませんでしたが、開咬してしまい半年ほど前からゴム掛けをはじめました。
    垂直ゴムをしてから上歯が前に出てガミースマイルが悪化していることを感じ、
    調整時に主治医に伝えたところ、それよりも開咬を治すことが先と言われました。

    次の調整までの合間、更に悪化を感じ写真を撮ると上歯がゴム掛け前より3mmほど下がっているようでした。
    歯列弓も狭まっているようだったので、再度主治医に現状をお伝えしたところ、初診時のセファロ分析の結果を出して矯正でガミースマイルを治すのは難しいと初めて伝えられました。
    そして以下のことを告げられました。

    初診時の時点で上歯と唇の位置に問題がなく、矯正でガミースマイル改善の適正があまりない。
    ガミースマイルの原因は歯だけでなく骨格や口の筋肉などもある。
    あなたは顎の比率が高いこともしくは歯茎、唇の方に問題があると思われる。
    そして治療前から今までガミーについては何も変化していないだろう。(写真はその時の唇の動き等が原因でそう見えるだけ)
    今から治すのであれば、外科手術が別で必要。

    2年間ガミースマイルの改善のために矯正を続けていたのに今になってこのような説明を受けショックを隠せません。矯正前からガミースマイルについては調べており、歯以外にも問題がある可能性は理解していましたが、初診時に上記の説明はなく矯正での適性があると思っておりました。

    初診時のセファロ分析で唇と上歯の位置がすでに適正でガミースマイルの改善が見込めないと思われる場合でも、治療をしながらガミースマイルが改善される余地を見越して矯正治療を勧めることはあるのでしょうか?

    初診時のセファロで分かっていたのなら、説明不足にあたるのではないかと思い、返金もしくは弁護士への相談も検討しております。

    また非抜歯矯正で2年半以上を超える治療はよくあることなのでしょうか?今後の治療期間についても聞いてみましたが、治療方針がはっきりせずお答えいただけませんでした。

    長文で申し訳ございませんが、率直な意見をお伺いできればと思います。
    何卒よろしくお願い致します。

    ちなつさんへ

     

    はじめまして。

    Gummy smileには大きく分けて2種類あると考えて下さい。

     

    1つは上顎前歯の過萌出によるもので、この場合、リラックスした状態で、上顎前歯の切縁の位置が上唇下縁よりも数ミリ下方に位置しているもので、通常、過蓋咬合を伴い、噛んだ状態では下の前歯は上顎前歯に隠れて殆ど見えません。これは上顎前歯を圧下(上方に移動)すれば改善します。

     

    もう1つは、上顎前歯の上下的な位置にはさほど問題が無く、笑うと唇やほっぺたなどの軟組織が著しく上に持ち上がってしまうもので、これは改善は困難なことが多いです。

     

    これらの2つが合わさったものもありますが、前歯部の被蓋が深ければ、上顎前歯を圧下する事が可能で、Gummyも改善出来ると思います。

     

    ちなつさんがどちらのタイプかはわかりませんが、治療前にガミーを治したいと医師に告げてあり、検査・診断の結果、あなたのガミーは手術しなければ治りません、と、事前に言われていて、治らないことを承知で治療開始をしたのであれば、医師側には落ち度は無いと考えられますが、文面を読んだ限り、それが事実であれば、診断と治療に問題ありと考えて差し支えないと思います。

    治療前に治療終了時の予測図などで説明は無かったのでしょうか?

     

    非抜歯治療で2年を超えることは有り得ます。

    逆に抜歯治療で、著しい叢生でも1年半くらいで終わることもあります。

     

    他の専門医を受診して、セカンドオピニオンを得てみてはいかがでしょうか。

     

     

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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