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相談室

矯正治療に関して お困りの方にお答えします。

ひろ矯正歯科では、インターネット相談室という形で、他医院で矯正治療をしているが困っているという方や、セカンドオピニオンが欲しい方などの相談にお答えしています。

忙しいので、すぐにはお答え出来ませんが、大体1週間以内にはお返事出来るように努力しております。

時間的制約から、矯正歯科に関する相談にのみ回答させて頂きます。

 

相談内容の中には、明らかに医師側に問題ありと考えられる場合もあり、その際にはかなりシビアなお返事を書きますが、訴訟を煽っているわけでもなければ、他医の業務妨害をするつもりはありませんので、誤解無きようお願いいたします。

 

また、返答内容は、私が矯正歯科専門医として長年培った知識と臨床経験に基づくものであり、あくまでも私の私見です。

私の言っていることが絶対に正しいという保証はありませんので、御承知下さい。

 

お名前やメールアドレスは公開されませんが、偽のメールアドレスや、匿名・偽名の相談にはお答え致しません。
また、投稿内容は私どもでは一切修正出来ませんので、個人情報が含まれているものには回答致しません。

 

ひろ矯正歯科に通院中の方は、診療の際に御相談頂いた方が適切に対応が出来ると思いますので、相談内容が他の方の参考になるようなもの以外は、ここに書き込まれても原則としてお返事はいたしませんので、御了承ください。

 

  • 7歳骨格性反対咬合 再度ご相談です。

    2024/04/05 11:23 投稿者:ネコ [xxx.12.222.31]

    先日ご相談させていただいた者です。お忙しいなか、お返事いただきありがとうございました。
    少し詳しくお伺いしたい事があり、再度ご相談です。

    7歳半反対咬合。
    前歯下4本上2本永久歯。
    現在上下3本ずつが反対。
    母親が骨格性反対咬合の治療歴あり。

    先日、2件の歯医者さんの治療方針の違いについてご相談させていただきましたが、チンキャップと、2期治療について再度教えていただきたくご連絡しました。

    最近のガイドラインでチンキャップは推奨されないとのことで、一軒目の歯医者さんは今すぐチンキャップで治す、2軒目の歯医者さんは、チンキャップは今奨励されてないから使うかどうかわからない、もし使うとしても下顎成長期の頃から。と、見解がわかれました。

    一軒目の歯医者さんは臨床指導医の方、6歳半ですぐ始めたほうが良いとおっしゃられてました。7歳半では少し遅い。抜歯はしない。

    2軒目の歯医者さんは認定医、今から治療で問題ない。抜歯の可能性あり。

    認定医、指導医の歯医者さんに、(認定指導医の先生も在籍されてます。)セカンドオピニオンにも行ってみました。
    同じくチンキャップには慎重でいらっしゃいました。
    ただ、素早くセファロ撮ってくださり、顎の角度からみてそこまでひどくないとのこと、抜歯は今のところわからない、上顎牽引装置は歯並びにも影響するので使うかわからない、とのこと。大変わかりやすく説明してくださいました。

    二期治療について、1軒目は12歳から、2.3軒目は成長期おわって高校くらいからといけんか゛わかれました。

    2期治療はなぜ開始時期の見解がちがうのでしょうか??

    チンキャップは奨励されないけど、下顎抑制のために使っていただける臨床指導医の歯医者さんのほうがよいのでしょうか?

    3軒目の指導医の先生のお話が1番わかりやすかったのですが、
    チンキャップには慎重とのことで、下顎抑制が少し心配、ですが、信頼してお任せできそうでした。

    子供を何軒も歯医者に連れて行くのも申し訳ないので、親の私が早くしっかり決めなくてはと思いますが、色々な情報がありすぎて眠れぬ日々を過ごしてます。口コミも誰が書いたものかわからないのであまり気にしなくてよいのだと思いますが、悪すぎると二の足をふんでしまいます。まとまりのない文章で申し訳ありません、客観的なご意見いただけたら幸いです。

    ネコさんへ

     

    まず、チンキャップに関しては、下顎を押さえるということに対して、アメリカでは否定的に考える先生が多く、日本でも否定する先生がいますが、チンキャップの有効性について長年研究された先生がおり、その効果は証明されています。

     

    チンキャップの使用に際しては、もちろん顎関節への注意が必要ですが、私はチンキャップは下顎前突に対して有効な治療法であると考えますし、使用の効果も確認出来ています。

     

    使わない派の先生は、大学でそのように教えられていることが多く、チンキャップを使わないことで下顎の成長は野放しになりますので、チンキャップを使っていれば手術が避けられたような症例でも、外科矯正が必要になることがあります。

     

    チンキャップの使用期間は、下顎の成長量、成長方向によって、思春期成長前でも必要無くなる事もあれば、成長が完全に終わるまで使い続けなければならいこともあります。

     

    あまりにも骨格性の要素が強い場合には、6〜7才頃から使う事もありますが、「6歳半ですぐ始める、7歳半では少し遅い」というのはどうなんでしょうか。

    相当骨格性の要素が強いということでしょうか?

    6歳半ですぐ始める、7歳半では少し遅い、ということは考えにくいですが、、。

     

    2期治療の開始時期については、下顎の成長量、成長方向によって変わってくると思います。

    7才の時点で、2期治療の開始時期がいつ、と言い切ることは出来ないと思います。

    抜歯についても、将来的に抜歯が必要かどうか、現時点である程度の予測はついても、今後の成長でどうなるかはわかりませんので、今の時点で抜歯が必要になる可能性があると伝えられても、それは予めおつたえしているのであり、非抜歯になることも有り得るとと思います。

     

    読ませて頂いた限りでは、すぐにセファロを撮ってくれた先生が信頼できるように思いますが、実際に診ていないので、あくまでも参考程度に留めてください。

     

     

    - ひろ矯正歯科 院長 -

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