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院長日誌

  • 2014/01/30

    Dear Friends, in Barcelona

    久しぶりに Barcelona、Universitat Internacional de Catalunya(以下UIC)に行って来ました。
     
    UICの主任教授である Dr. Andreu Puigdoller と、教授である Dr.Felnando de la Igresiaには、とてもとても大きな借りがあるので、その御礼をするのが目的です。
     
    大きな借り、それは、私の知人(以下P)を特別に1年間UICに受け入れてくれたことです。
    今から3年ほど前でしょうか、Pが1年間ヨーロッパの離島に行くというので、なんでまたそんな所に行くのかと聞くと、英語の勉強のためだというのです。
    1年間遊ぶために行くのならイイけど、英語の勉強だけのためにそんな島で1年も時間を費やすなんて勿体ない、英語なんて特別なことをしなくてもそのうち話せるようになるから、それくらいなら Barcelonaに行きなよ、1年間、英語だけじゃなく矯正と、スペイン語も勉強出来る、教授に聞いてあげるよ、と話し、Fernandoと Andreuに連絡を取りました。
     
    ところが、UICには、1年間だけ勉強するというプログラムはなく、きちんと試験を受けて正規の学生として入学するか、マスターコースに入るかしない限り、受け入れて貰えないとのことでした。
    そこを頼み込んで、曲げに曲げて貰って、特別に1年間の研修生という扱いで、履歴不問、語学試験/入局試験無しで受け入れてくれたのでした。
     
    でも何故スペイン、と思われますか?
    じつは、スペイン語は、世界で3番目に多く話されている言語なのです。(1位はもちろん英語、2位は中国語(人口が多いですからね)、そして3位がスペイン語なのです。
    その上、UICにはスペインでも著名な臨床教授が何人も在籍している上に、Fernandoはスペインで間違い無くNo.1の舌側矯正をしている矯正専門医です。
    彼らは、当然ながら英語は流暢に話しますので、Barcelonaに1年いれば、英語だけで無くスペイン語も習得でき、しかも矯正歯科も UICと Fernandoのオフィスで勉強出来る、思ったのです。
     
    Andreu とFernandoは、私のお願いを寛大にも受け入れてくれただけでも有り難いのに、1年間の留学の証として、Pの筆頭著書論文まで形にして頂きました。
    無理なお願いを聞いて頂いた手前、Pが留学を終える際には、自分が Barcelonaまで出向いて、御礼を言いに行かなければならないと思っていたのですが、、、いろんな事情により、それは断念しました。
     
    「御礼とお詫びは出来るだけ早く」というのが自分流ですので、留学終了から随分時間が経ってしまったことを凄く申し訳なく思い、合わせる顔が無いと思っていましたが、会うと全然気にすること無いと言って歓迎してくれて、いつもどおり暖かく迎えてくれたのは、本当に嬉しかったです。
    彼らには本当に感謝、感謝、一生の友達です。
     
    11月25日、KLMで成田を後にし、一路バルセロナに到着。

    Barcelonaでは、タクシーは黒と黄色です。
    ヨーロッパでは空港から出ると、黒いスーツ着た人が近づいていて、”TAXI ?” と聞かれますが、絶対に無視して下さい。
    「コイツら」は、いわゆる白タクで、通常のタクシーの数倍から数十倍の値段を請求され、金を払うまではトランクを返してくれません(僕は経験はありませんが)。
    白タク以外でも、街で声をかけられたら返事をしないで無視するのが一番です。
    返事をすると、しつこく追いかけてくるからです。
     
    翌26日は、朝からFernandoの診療所を訪ねます。
    2013年の5月に、今までのオフィスから移転して、新しく再スタートしたのです。
     

    この並木道の向こうにFernandoのオフィスはあります。
    Barcelonaの中心部、Diagonal地区から歩いて数分のハイソな地区です。
     
     
    Fernandoの Officeの Entranceです。
     
     
    受付も、待合いも、診療室も、落ち着いた感じで、お洒落。
    Fernandoのセンス抜群、前のオフィスも良かったけど、今度のもイイ感じです。
     

    初診室には、彼がひろ矯正歯科に見学に来たときの写真が飾ってありました。
     
    初診で使うプレゼンには、Hiro bracketが他の舌側矯正用ブラケットと比べて如何に薄く小さく、舌側矯正が快適に治療が受けられるということが説明されていました。
     
    矯正専門医は、スタートして最初の2,3年は患者さんが殆どいないのが普通ですが、彼は開業してまだ半年だというのに、かなり忙しそうで、なんと、トップモデルや、バルセロナのサッカーチームFCBの超・超大物選手も通院するのです(彼に名前は書くなと言われたので書けません)。
     
    長居して仕事の邪魔をしてもいけないので、ひととおり中を見せて貰ったあと一人でお昼御飯に出掛けます。
    以前から行きたいレストランがあったのですが、いつも行けなかったので、今日は絶対行こうと、Hop on/ Hop off に飛び乗り、目的の Port Olimpicに向かいます。
     
    少し歩いて、お目当てのシーフードレストランに到着。
    La Fonda del Port Olimpicというレストランです。
    店に入って、自分で食材を選んで、調理して貰います。
     

     

    勿論、生牡蠣も頂きました。 美味しかった〜。
    隣の La Fitoraも行きたかったのですが、ここはまた次回のお楽しみということで、、。
     


    Port Olimpicにて。 寒かったです。
     

     

    夜はFernandoが晩御飯に招待してくれました。
    その日は、Barcelonaで年に1度だけあるお祭りの日とのことで、夜9時だというのに Passeig de Graciaや Rambla de Catalunyaが歩行者天国になっており、朝までドンチャン騒ぎが続きます。
    人混みをかき分け、Fernandoの義父のお店で買い物をしたあと、3人で食事をしてホテルに帰りました。
     
    27日は朝から UICで講義、Fernandoがホテルまで迎えに来てくれます。
    11月の Barcelonaは寒いです。
    松本と同じくらいかな、、。
     

    久々のUICです。
     

    相変わらず、学生さん達、熱心に勉強しています。
     

    9:00から UICの Clinical professorが順に講義をします。
     
    Fernando,

     
    Anna,

     
    Jean,

     
    Andy,

     

    主任教授の Andreu Puigdoller 先生,

     
    そして僕です。

     


    みんなとランチを一緒に頂いたり、夜は教授達と一緒に晩御飯に御招待頂き、翌日も1時間半の講義を行いまして、無事にミッション終了、帰路に就きました。
    1日目3時間半、2日目1時間半お話をさせて頂きましたが、あっと言う間でした。
     

    UICの教授達と一緒に
     
    UICのみなさんが、Pが日本に帰ってから連絡が取れないと言っておられたのが気になります。
    僕に対しては良しとしても、御世話になった Barcelonaの先生達には不義理がないように希望します。
     

     
     

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