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院長日誌

矯正学

  • 9月の ある日

    2026年 9月 2日、長野県公衆衛生専門学校伊那校にて、歯科矯正学の特別講義を行って来ました。

    1時限目は朝 9時からですので、スタッフ全員 7時半に ひろ矯正歯科に集合し、伊那に向かいました。

    高速は塩尻〜岡谷ジャンクションまで工事のために片側対面通行で渋滞、通常なら塩尻インターから岡谷ジャンクションを抜けるまで 10分もかかりませんが、この日は 50分かかり、伊那校まで 1時間半かかりました。

    講義に間にあわないのではないかと気を揉みましたが、5分前に到着、なんとか間に合いました。

     

    完全に止まってしまいました。エンジン停止。

     

    アメリカでは free wayはアスファルトではなく、コンクリートです。

    製作コストは高いですが、耐荷重、耐久性が高く、寿命は約 40年と言われています。

    なのに、何故日本の高速道路は耐久性に劣るアスファルト舗装をして、毎年毎年あちこちで「リニューアル工事」と称し、片側通行にして工事をするのでしょうか。

     

     

    理由は簡単です。

    すぐ傷む → 頻繁に補修が必要 → 入札業者にお金が入る→ 政治家に票が入る。

    あまり詳しくは書きませんし、この院長日誌では政治批判はしたくないですが、愚行極まりない、国民の金を無駄使いするのもいい加減にしろと怒りを覚えますので、書かざるを得ません。

    大体、公務員は 65歳定年なのに、何故国会議員は 85歳、90歳になっても居座り続け、毎年 2000万円以上もの給与を取り続け、影では若手議員を操り、国会では寝ているかヤジを飛ばすか。

    国会議員って何のために存在しているのでしょうか。

    リニューアルが必要なのは、高速道路では無く、日本の政治家だっつーの!

    アホかっ!

     

    講義にはギリギリ間に合い、歯科衛生士も私も、臨床に関する講義をしました。

     

    どこの歯科医院も歯科衛生士不足で困っています。

    ひろ矯正歯科でも、以前は勤続 10年以上のスタッフが多かったですが、コロナ以降、どこの会社でも「仕事しない」、「すぐ辞める」スタッフが多いようで、本当に深刻な問題です。

     

     

    私たちの特別講義で矯正歯科に一層興味を持ってくれる歯科衛生士が増えれば幸です。

    ひろ矯正歯科のスタッフの皆さん、毎日診療で忙しい中、前日までプレゼン準備、マネキン準備、実習機材の準備などで大変だったと思います。

    お疲れ様でした。

     

    その日は午後も休診にしてレクリエーション企画、お昼を食べた後、APINA松本城山で ボウリング大会!

     

    記念すべき第 1投

    私自身はマイシューズもマイボールも持っていますが、ボウリングは 20年以上やっていません。

    おまけにこの日は右手首の痛みで、思った球が投げられません。

    それでもなんとか優勝!

    優勝賞品は 辞退して、2位の方にお譲りしました。

     

    その後は 寿司処 泰に移動して、お食事会。

    スタッフの皆さんの日頃の労を労い、感謝感謝。

     

     

    飲酒運転は NGですので、代行で帰って頂きました。

    代行費用は医院持ちです。

     

    次回は何処に行きましょうかね。

     

     

  • 人の価値、物の価値

    皆さんは仕事が終わった後、何をされていますか?

    スポーツ、音楽、浅間温泉にお風呂に入りに行ったり、After 5に繁華街に飲みに行く人もいるようですが、私は、毎日診療が終わった後はクッタクタで、何もする気にはなりませんので、真っ直ぐ帰って、風呂に入って、ビールを飲んで、早く寝て、朝は早起きして 6時過ぎには医院に来て paper workをしています。

    8月になり、日中は 36℃超えになる日もありますが、ひろ矯正歯科のある塩尻市広丘は標高 700mちょっとありますので、早朝は涼しく、窓を開けて爽やかな空気を吸いながら仕事をするのは気持ちがいいです。

     

    朝御飯はなるべく健康に良い物を食べるようにしていますが、時々朝マックを買うことがあります。

    食料、日用品、燃料、医療機関の初診料等々、ありとあらゆる物が値上がりしている中、朝マックは安いので有り難いですが、昔に比べるとマックのハンバーガーも随分小さくなりました(米国内ではそれほど小さくなってないような気がします)。

    あまりの小ささに「ちっさ! マカロンか?」って言ったらヨメに笑われましたが、周りを見回してみても値上がりしていないのは、ひろ矯正歯科だけか? と思ってしまいます。

    2026年 1月から料金を改定する予定でしたが、忙しくてそのままになっていますので、近日中に値上げする予定です。

    物価高騰の折、料金改定はやむを得ないことを御理解下さい。

     

    そもそも「値段」というのは、売り手と買い手の需要と供給で決まっていますので、例えば、昭和 48年頃の日産スカイライン(箱スカ)が、ちょっと前までは 150〜200万円くらいだったのに、最近の旧車ブームで 1500万、2000万というアホみたいな値段になっています。

    それでも買う人がいるから、商売が成り立っています。

    売る側からすると、修理に費用がかかっていると言いますが、実際のところ、プレミアということでしょう。

    私は物を買うときには流行には左右されずに、それだけのお金を出す価値がある物かどうか考えてしまいますので、箱スカは欲しいですが、1000万も 2000万も出してまで欲しいとは思いませんので、29万円のミニクーパーで十分です(笑)。

     

     

    カーセンサーで見つけて買った 2005年式ミニクーパー。

    298,000円でしたが、あちこち不具合があり、週末自分で直しています。

     

     

    人の価値、評価って、どうやって決まるのでしょうか。

    例えば Dodgersの大谷選手、球団との契約年俸は 1100億円以上、これに加えてスポンサー契約や広告・ライセンス収入が年間 200億円ほどあるそうで、彼にはそれだけ出す価値があると評価されているということで、彼の活躍ぶりや対応などを見ると、流石だなと納得出来ます(大谷選手の活躍に対しての評価であり、人間としての値段では無いのですが、ただ、見ていると大谷選手は人間性も素晴らしいと思います)。

     

    私たち医療人はというと、例えば私の場合、日本矯正歯科学会の認定医になったら、給与が上がったか?

    上がっていません。

    日本矯正歯科学会の専門医になったら、上がったか?

    上がっていません。

    ヨーロッパ矯正専門医試験に舌側矯正で合格したのが世界で私一人であっても、

    世界中を見渡して私以上の舌側矯正を出来る先生がいなくても、

    県内の医療機関と自分の治療のレベルを比較しても、

    自分の治療にプレミアを付けたりせずに、自分に出来る最高の治療を精一杯やるだけです。

    長野県内には、「あなたの口をきれいにするには 2000万円くらいは見ておいて貰わないといけない」と、サラリと言う悪徳歯科医もいますが、私はお金目的で治療をしているのではない、それが私の矯正治療に対する philosophyであり、私自身の矯正歯科専門医としての誇りであり、価値だと思っています。

     

    人間の価値って、どうゆうところで決まるのでしょうか。

    街で困っている人を助ける、道路を横断しようとして困っている老人や子供を助ける、人が嫌がる仕事を自らすすんでやる、逆に、自分の気に入らない奴を陥れる、集団暴行で相手が死ぬまでボコボコにする(これらはいずれも人間でなくてサル以下)。

    暴力で怪我を負わせるので無くても、相手を精神的に追い込む、事実無根の噂を広めて、その集団に居られなくする、これも立派な犯罪であり、断じて許される行為ではありません。

     

    先日、大学時代の親友と食事に行った際に、彼の息子さんが口腔外科認定医を取るために某病院に勤務している、将来は麻酔科専門医の奥さんと共に 一般診療を一切しない口腔外科専門で開業し、入院設備も整えて、埋伏智歯の抜歯も、外科矯正も大学病院よりも高度なオペをしたい、だから毎日早朝から明け方 3時 4時まで必死で勉強している、朝も一番で医局に行って掃除をして、医局の雑用も息子さんが 1人でやっている、と聞き、素晴らしさに涙が出ました。

     

    ところが、頑張っている彼に嫉妬した医局員から陰湿な嫌がらせを受けている、フェイク写真をばらまいてデマを拡散し、精神的に追い込んで辞めさせようとしていると聞き、そいつは一体何をしに病院に来ているのかと、憤りを覚えました。

    口外を勉強するために医局に入ったのか、人の邪魔をするために、人を虐めるために医局に入ったのか。

     

    こういった心の病んだ気の毒な人は何処の会社にも居ますが、周りの人が賢明なら、こういったクダラナイ行為が蔓延ることも無い筈ですが、外来医長も同僚の勤務医も、その悪行を改めさせるのではなく、フェイク画像やデマを信じて、彼の息子さんを冷遇して、口もきかなくなってきているとのことですが、そんな状態でまともなオペが出来るのか疑問に思います。

    管理責任者である外来医長は何をしているのか、彼らは自分たちが歯科医師であるという自覚が無いのでしょうか。

    彼の息子さんには、こういった人間的レベルが底い人は相手にせず、自分の目標と夢にむかって、毎日胸を張って仕事をして貰いたいものです。

     

    私も過去には、理工学の元教授から嫌がらせを受け、矯正装置の開発に際して「廣が絡んでるなら今後は一切の取引は辞めさせて貰う」と、業者に対してプレッシャーをかけて、結果的に私が開発しようとしていた仕事は全て中止になりました。

    私の知っている限り、2度あり、1つは米国資本の矯正関連業者、もう一つは塩尻市の精密工場です。

    この元教授から嫌がらせを受けるようなことは一切していないのですが、どうやら私のことが嫌いな矯正専門医がその教授の元で学位を取った際に私の悪口を言いまくったために、教授は私の事を心から憎んでいたそうです。

    このようなアフォは放っておくとして、情けないのはプロジェクトの中止を決めた社長で、やっていれば世界中で大ブレイク間違い無し、利益をざっと試算しただけで数兆円、東証 1部上場/NASDAQも間違い無かったのに、この社長はアフォだな〜、社長がこれだと会社はダメになるな〜、と思いました。

     

    良き歯科医師である前に良き人間であれ、私たちはそう教わってきました。

    これは歯科医師に限った事では無く、ホワイトカラーの人も、芸能人も、スポーツ選手も、仕事をしていない人も、生きている人間は例外なく全てにあてはまり、上記のような人間性に欠落している人は、歯科医学を勉強する前に社会常識から勉強し直して出直してこい、と言いたいです。

     

    例えば、大谷選手。

    いつも humble, friendlyで、見ていても気持ちが良く、相手チームもライバルも大谷選手を respectするのが当然だなと思いますが、彼がもし、物凄く横柄な人間で、インタビューも聞いているのが不愉快になるような態度をとり、頑張っている選手の邪魔をして活躍を妨害する、嘘やガセネタを拡散してフェイク写真をばらまいて、その選手を球界から消し去ろうとする、そんな人間だったら、球界だけでなく世界中の人から相手にされなくなり、社会から追放されるのは明らかですし、そうゆう事をする人を許さない社会でなければいけないと思います。

     

    小学校、中学校は義務教育で同じクラスには大人しい子もいれば乱暴な子もいる、裕福な家庭の子もいれば経済的に余裕の無い家庭の子もいるので、虐めをゼロにすることはなかなか難しいと思いますが、大学や研修施設というのは、同じ目的、同じ目標を持った人が集まっている筈なので、共に学び、切磋琢磨して、お互いの能力を伸ばして行く場所であり、他の人が自分よりも秀でている点があれば、その人の邪魔をるのではなくて、負けないように一層努力をしなければならない筈です。

    出来る人は、生まれつき出来るのでは無くて、人の数倍、数十倍努力しているから出来るから今の姿があるのであって、大谷選手だって、最初はゴロも捕れない子供だった筈で、人より上手くなりたいという夢と希望と底知れぬ努力があったからこそ今の大谷選手になれた筈です。

     

    幼少期の大谷翔平選手(ネットから拝借)

     

     

    山本由伸選手がピッチャーとして記録を達成した時に、同じピッチャーとして活躍している大谷選手は山本選手の足を引っ張り、妨害したでしょうか。

    していない筈です。

    大谷選手は山本選手の快挙を自分のことのように喜んで讃えましたし、それこそが一流の人間の証だと思います。

    自分が努力もしないで遊んでばかりいて、勉強もしない、出来る人の邪魔をして、相手が困っているのを見て手を叩いて喜ぶ、この心の腐った人間は、近い将来、自分がその立場になる日が来ると考えた事があるのでしょうか。

    賢明な人は、値段を付けるにも値しない 猿山のサルとは関わらないです。

     

    大谷選手と山本選手(ネットから拝借)

     

     

     

  • 日本矯正歯科学会認定医/専門医

    2026年 6月 28日、第 41回 甲北信越矯正歯科学会学術大会が松本歯科大学にて開催されました。

     

     

    本大会では、日本矯正歯科学会 認定医委員会委員長の玉置幸雄先生から認定医・指導医に関する御講演を賜り、御講演のあと質疑の機会がありましたので、挙手、2つお願いをさせて頂きました。

     

    一点目は、認定医提出症例の難易度に関する件です。

    私は 10年以上前から日本矯正歯科学会大会において、DIを導入してください、とお願いしてきていますが、いまだに DIが導入されておらず、本会・支部会等の認定医講習会では、その都度「あまりにも簡単な症例は減点対象となることがあります」という注意点が委員会より伝えられておりますが、これは受験者にとっては混乱を招く上に、試験の公平さを欠く要因になる点ですので、症例難易度の明確な数値化が必要だと考えます。

    ABOや EBO、Angle societyや ESLO titularなど、海外の board試験では DIは当たり前のことですので、早急に導入を検討して頂けないでしょうか」と、あらためて提案、お願いをさせて頂きました。

     

     

     

    もう一点は、日本の矯正歯科の将来に影響を及ぼす、矯正歯科医の人生をも左右する大変重要なことで、なんとしても御検討をお願いしたいことです。

    それは、日本矯正歯科学会の認定医を取りたくても、家庭の事情や諸々の事情で認定医を申請出来ない先生が相当数いるということで、これは特に女性ドクターに多く、結婚、出産、育児などの事情で研修施設に所定の期間在籍することが出来なかったために、長年矯正歯科だけを専門に行っていて、知識も経験も実力も十分にあるにもかかわらず、認定医試験を受験をする機会さえ与えられていなということです。

     

     

    私の知る限り、認定医制度が発足して以来 36年間で、1度だけバイパス制度による試験が行われましたが、それ以来 1度も行われていません。

    私のよく知っている某先生は、今後も矯正専門医として生きてゆきたいので、認定医を取るために研究生として 2年間在籍させて欲しいと、母校の矯正歯科の教授にお伺いをたてたところ、教授からは「それは無いでしょう」と一笑されて、相談にのってさえも貰えませんでした。

    研究生や専修生は大学にお金を支払って勉強に行くわけですので、大学側から断る理由も見あたらない筈ですし(出口先生の頃はそうでした)、専修生には研究歴がつきませんが、研究生は国の認める研究歴が残りますので、何故「それは無いでしょう」なのか理解に苦しみます。

     

    日本矯正歯科学会が基礎研修施設 2年、臨床研修施設で 3年の研修歴を定めているにもかかわらず、大学が受け入れを拒否していては、臨床研修施設の設定そのものが 意味の無い物になります。

    基礎研修 2年という要件が 大学が歯科医師を確保するための手段になっていてはならない筈です。

     

    さらに、研修到達目標はあっても、カリキュラム詳細までは日本矯正歯科学会学会が明確に定めていないために、研修期間が大学によって 2年の大学もあれば、3年の大学もあるというのも納得の出来ない話です。

    海外では、過去 5年間矯正歯科に専従していたということを証明し、誓約書を提出すれば専門医の資格に apply出来る学会が多いということを考えても、日本矯正歯科学会は Global standardに合わせて頂けることを強く希望します。

     

    もちろん、簡単に認定医を与えろと言っているわけではありませんし、誰にでも認定医を与えろなどとは思ってもおりませんので、試験内容は、筆記試験、口頭試問、面接、臨床試験は症例審査と口頭試問等が厳格に行われることが前提ですし、試験の公平性、透明性も絶対条件です。

    日本で最も難しい試験の代表である司法試験でも、「予備試験制度」が設けられており、法科大学院を卒業していない人にも司法試験に挑戦出来る機会が与えられています。

    自動車の免許も、「一発試験」が設けられており、教習所や合宿に行けない人にも運転免許取得の機会が与えられています。

    日本矯正歯科学会も研修履歴が取れない先生にも認定医や専門医資格に挑戦できるチャンスを拡げてゆくことで、粗悪な矯正治療によるトラブルを撲滅し、日本の矯正歯科レベルの向上に繋がり、国民の歯の健康を守り、日本矯正歯科学会学会の発展に繋がると思います。

    是非、検討して頂けることを希望します。

     

     

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