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院長日誌

矯正学

  • 2020/06/19

    ネットへの誹謗中傷

    以下のブログは、2019年9月にアップしたもので、一旦非公開としておりましたが、最近でもGoogleにクダラナイ書き込みをする人がいるので、一部加筆修正し、再度公開することにしました。

    思い当たる方は、よく読んで、自分のやっていることをよく考えてみてください。

     

    ーーーーーーー

     

    皆さん、食事に行く時や、ホテルを探す時など、Google mapで目的地近辺をサーチして行かれる方が多いのではないでしょうか。

    Googleから得られる施設情報は、グルメサイトや宿泊予約サイトに比べて写真点数が多くて参考になるのと、海外でも情報が得られるので、自分もよく利用しています。

     

    ひろ矯正歯科をGoogleで調べると、他の施設同様、いろいろ書き込みがあります。

    口コミサイトの中には、悪口を同業他社が書き込んでいるものもありますので、今までは何を書かれようが無視してきましたが、私の患者さんが事実と異なる酷い誹謗中傷を長々と、まことしやかに書き込んだ事例がありましたので、調査を行った上で弁護士に相談しました。

     

    先生は、事実なら仕方が無いが、事実でないならば酷すぎるので、損害賠償請求・慰謝料請求をしましょう(約 200万円)とのことで、まずは先生の指示どおり、本人の家に電話し、お父さんに事情を話しました。

    すると、お父さんはすぐに本人に連絡してくださり、即刻、投稿は削除され、その直後、ご両親は医院まで来てくださり、ただ平謝り。

     

    数日後、お父さんが本人を連れて謝罪のために来てくださったので、私はレントゲンを見せて、「カッパのような口元」は、非抜歯治療が原因ではないという事を説明して誤解は解けましたが、 Googleへの掲載期間 3ヶ月、閲覧数 800人、ネット風評というものはシェア、フォロー、リツイート等々で爆発的に拡散してゆくものです。

    私には守らないといけない患者さんが数千名、守らないといけないスタッフや家族もいます。

    30年近くかけて積み上げてきた ひろ矯正歯科の信用と実績が無になってから名誉毀損で法廷で争ったところで手遅れ、取り返しがつきません。

    先生は、訴訟は起こさないにしても、「書き込みを削除しました、すみませんでした」では済まされることではない、最低限、その書き込みに対する説明を掲載して貰ったほうが良いでしょう、と御指導いただき、その掲載内容と、事実関係を公開するに至りました。(内容は文末に記しますので、興味ある方はお読みください。)

     

    私は歯科医師免許を下附されてから今まで、お金のことは一切考えず、患者さんの治療の事だけを考えて、一生懸命、歯科矯正学に真剣に取り組んできました。

    ひろ矯正歯科がネット上でいろんな誹謗中傷を書かれていることは知っています。

    下に示す「あい」なる人間の書き込みは、事実無根で、極めて悪質な業務妨害の例です。

    私の事を可能な限り侮辱して書いているつもりでしょうが、セカンドオピニオンで来て、治療もしていないのに、なぜ治療技術が最悪だとかわかるのでしょうか。

     

    本当に受診した患者さんで、不愉快な思いをした等、言いたいことがあれば、直接言えば良いことで、直接言えないなら、メールで送る事も出来る筈です。

    ひろ矯正歯科のHPには、「皆さんの声」を書き込むところも設けてあり、実名で投稿頂いた患者さんには、至らぬところは謝罪し、来院された時にも真摯に謝罪しています。

     

    一時期、食べログが問題になりましたが、相手の住所や連絡先などが公開されているところに、自分の正体を明かさずに誹謗中傷を書くというのは、最も卑怯で、最も卑劣な行為だと思います。

    夜中に覆面を被って、他人の車に傷をつけるのと同じくらい卑劣な行為です。

     

     

    この「あい」は、本人特定のために調査し、個人を特定出来ました。

     

     

    毎年、ネット虐めで不登校になったり、自殺したりする子供達がたくさんいます。

    ネットに悪口を書いて喜んでいるあなた、あなたがもし、自分の住所氏名顔写真などを公開され、「コイツは精神異常者だ」、「コイツは変態性欲者だ」、「コイツはエイズだ」等々書かれて、それが拡散したらどうしますか?

    事実と異なることをネットで拡散する、これは立派な犯罪であり、しかも匿名でやるのは卑劣極まりない行為です。

     

    歯科に限らず、同業他社の悪口を書いて足を引っ張ろうとする心病んだ大馬鹿者がいます。

    負けて悔しいなら、相手の邪魔をするのではなく、自分の力で相手を追い越すように努力すれば良いだけの話です。

    事業所名や住所、電話番号、代表者氏名などが公開されているところに、事実と異なる誹謗中傷を書き込むという事は、名誉毀損、業務妨害といった刑法犯に属しますので、私は調査依頼し、書き込んだ者が特定出来次第、徹底的に闘います。
    やっている本人は、誰かわからないと思っているでしょうが、あおり殴打事件のガラケー女と間違われた Aさんの件を見てください。拡散した者や、リツイートした者までもが特定されています。

    こういった行為は、刑法犯ですから、警察が動きます。

    ある日突然、警察があなたの家にやって来るかも知れません。

    成人していれば、顔写真、氏名が新聞などに公開されるかも知れません。

    あるいは、ある日突然、訴状が届くかも知れません。

    それでも事実と異なる悪口を書きたければ、覚悟の上で書いてください。

    私個人が標的にされるならまだしも、何も関係ない他の人に迷惑をかけるような卑劣な行為は放置するわけにはいきません。

     

    書いている人の中には、「誹謗中傷ではない、これを読んで考えて頂きたいのです」と主張する人もいますが、自分が正しいと思うなら、HNではなくて、本名で投稿するとか、あるいは、来院時に直接言う、それができないなら、ひろ矯正歯科の「皆さんの声」に投稿するなど、方法はいくらでもある筈です。

    すでに記したとおり、実名で投稿頂いた患者さんには、至らぬところは謝罪し、来院された時にも真摯に謝罪しています。

    「これを読んで考え頂きたい」など、何を勘違いしているのでしょうか?

    少なくとも、このような卑劣な人間に「星1つ」などと評価される筋合いはありません。

    こうゆうことをする人間こそが「星1つ」だと思います。

    こういった卑劣なことをする人とは、今後一切のお付き合いを遠慮させて頂きます。

    はっきりと書きます。

    来られても信頼関係が崩壊している患者さんとは診療が出来ませんので、他の医院にいってください。

     

    世界屈指の頭脳集団である筈の Googleが、なぜこんなクダラナイ ネット犯罪の片棒担ぎをするのか理解出来ません。

    口コミが必要だと考えるなら、実名のみ受け付けるようにすれば良いのです。

    そうすれば、みんな自分の書き込みに責任を持つでしょう。

    さらに、Googleはユーザーアカウントがわかっているのですから、すでにある書き込みは全て、予告無しで実名公開に変更すれば良いのです。

    そうすれば、嘘の情報を流した者は青くなって、すぐに書き込みを削除する筈です。

     

    HNでいろんなお店の写真をアップして、コメントを書いて、Googleでアップグレードを目指すなどとクダラナイことに一生懸命になっていないで、自分の人間性をアップする努力をしたらどうでしょうか。

    私はいくら不愉快な思いをしても、こうゆう卑劣なことをするほど心病んではいません。

     

    以下にKAさんの書き込みと、それに対する説明文を記します。

     

     

     

    解説:

    1. この患者さん(以下KAさんと記します)を非抜歯で行ったのは、治療開始時の年齢や凸凹の状態、臼歯関係などから、Headgearが奏効すれば非抜歯で十分に治療が出来ると診断したために、非抜歯で治療しました。
    2. KAさんは、治療によって口元が異常に突出したと記していますが、治療終了時のレントゲン分析から、治療終了時の上下の前歯は前突していないことが証明出来ています(下図参照)。
    3. 「カッパのような口元」、「上顎が異常に突出した」のは、治療終了後に下顎の成長が起こり、下顎の前歯が上顎前歯を唇側に傾斜させたためであり、KAさんの言うように「治療によって上下の歯全体が突出した」のではありません(下図参照)。
    4. これらは治療前後の側貌頭部X線規格写真分析から証明されています。
    5. 矯正歯科治療の目的は、患者のデータを全てポリゴン表の標準偏差内に持ってくる事では無く、その患者さんの骨格にあった治療をすることです。抜歯・非抜歯の判断は、レントゲン分析や模型分析だけではなく、その患者さんの骨の位置・大きさ・幅、上下顎が咬合したときの前後的関係、上顎および下顎の垂直的位置、臼歯関係、犬歯関係、歯の近遠心的・頬舌的傾斜、前歯の位置や傾斜、Overjet、Overbite、歯根の長さや弯曲状態、骨の厚さ、鼻の高さ、唇の厚さ、頤の出具合などに加えて、Growth spurtはいつであるか、遺伝的要素はどうであるか、なども考慮して最終的に判断しなければなりません。矯正歯科で用いる標準偏差図表は、患者さんのデータが平均値・標準偏差と比べてどのようになっているかを知り、上記のさまざまな要素を考慮して抜歯・非抜歯を決めるのであり、標準偏差内に持ってくる事、平均値に持ってくる事が矯正治療の目標ではありません。臨検の血液検査などは異常値があれば病気であり、正常範囲内に持ってくる事が望ましいですが、矯正歯科は血液検査とは違うのです。
    6. KAさんは、私が失敗したと記していますが、1~4のとおり、矯正治療を失敗したのではありません。現在の口腔内の状態は、歯肉、歯槽骨ともに非常に健康な状態を保っています。
    7. 現在の下顎の大きい状態で小臼歯を抜歯して治療すると、上顎前歯の傾斜角は標準偏差に持ってくる事が出来ますが、下顎骨体の大きさ、頤の位置は変わらないために、@@@@@は@@@@が@@して目立った状態となり、@@@@@@@@のような@@@になることが予想されます。
    8. さらに、現在の状態で@@@@を行えば、現在の健康な歯肉・歯槽骨は@@@、下顎前歯部の歯肉は@@@、下顎の前歯は@@@@@@@@@@@と呼ばれる@@@@@になることが予想されます。(現在治療中の医療機関への影響を避けるため、内容は伏せて@で表示してあります。)
    9. 実際にかかった費用は766,159円であり、100万もかかっていません。
    10. 2016年にお父様と来院された際に、抜歯して再治療をするとどうなるか、側貌予測などを見せた上で、それでも抜歯して再治療を希望されるならば、そのようにすることは可能であること、再治療の料金は頂かないということを説明しました。その際、私の説明を理解したお父様は、抜歯して再治療はしない方が良い、このままで良いと仰っていましたが、その時、KAさんは父親に大声で喰ってかかったことが記録されています。その時はもう一度再考するという事で帰宅されています。その際には私はキレる理由はなく、「お大事にどうぞ」と言って見送っています。
    11. その1ヶ月後、リテーナーは他医で除去してきたが、出来ればもう一度付けて欲しいと希望されましたので、技工料などは一切頂かずに対応しました。
    12. その後もKAさんは他医を受診し続け、上記から半年後、某大学の矯正歯科で診断した結果、上顎前突と診断され、4本抜歯で治療する事となったので、再装着したリテーナーを再々度除去して欲しいと来院されたので、希望どおり対応しました。
    13. その際、治療開始時からのレントゲン、口腔内写真、診断用模型等の全ての資料を複製してお渡しし、複製料などは一切頂いていません。
    14. 転院の紹介状の封をしなかったのは、私の知らないところで受付が勝手にそのようにしていたことで、他の患者さんにも封をせずに手渡ししていたようです。これは受付の非常識で、今回の書き込みがある前に厳重注意してあり、現在改善済みです。
    15. 事実は上記の説明のとおりであり、キレた態度は取っていません。キレる理由がありませんし、キレたところで損をするのは私自身であり、永年築いてきた信用を損なうことになります。お父様の前でキレれば、お父様は黙っていないと思います。
    16. 私からの返答は以上で、これらには嘘や偽りは何一つありません。

     

     

     

    左が治療前、右が治療後、レントゲントレースの下の方眼紙に書いてあるのは、プロフィログラムというもので、青が同年代の平均的な横顔、黒が治療前の状態、赤が治療後の状態です。治療前後のプロフィログラムでは、いずれも下顎が若干大きいですが、治療後のプロフィログラムでは、上顎の歯は突出してはおらず、平均的な横顔の範囲におさまっており、治療は問題ないことがわかります。

     

    これはKAさんを攻撃するためにアップしているのではありません。

    計り知れない拡散への対応策と、ネット犯罪撲滅のためにアップしております。

     

  • 第78回 日本矯正歯科学会大会開催さる

    2019年11月20日~22日、長崎ブリックホールで第78回 日本矯正歯科学会大会が開催されました。

    特別講演、教育講演、シンポジウム2題、臨床セミナー2題、スタッフ&ドクターセミナー、生涯研修セミナー、サテライトセミナー2題、RTD11題、JOSフォーラム、企業プレゼンテーション、口演22題、学術展示203題、症例展示59題、症例報告12題、Academic Exhibits42題、Case Exhibits 15題と、盛大に行われました。

    本大会は、例年よりも口演発表が多かったのが特徴で、日矯学会では近年口演発表は殆ど無くなってきていますので、これはとても素晴らしいことだと思いました。

    私の知る限り、ヨーロッパの学会では、展示発表は少なく、口演がメインです。

    展示と口演では演者の気合いの入り方が違うと思います。

     

     

    本学会大会には、日本矯正歯科学会専門医更新のための症例を提出、いつもどおり上下顎舌側矯正で治療した治療記録を提出し、無事合格しました。

    治療記録の提出に際して、快く同意書にサインをして頂きました患者様、本当に有り難うございました。

     

    11月19日、朝7時に医院前の広丘駅からJRに乗り、長崎までJRを乗り継いで陸路長崎入りです。

    松本空港から福岡に飛べば一番速いのですが、JRだと車中ずっと仕事に集中出来るのでJRで移動しました。

    7時間ぶっ通しで仕事が出来るのはそうそう滅多に無いですから。

    この時間を利用して学会の抄録集に目を通し、3団体共通の専門医試験の準備をして、、。

    ホテルにチェックイン後、稲佐山ロープウエイに乗り、頂上のレストランでトルコライスを頂きました。

     

     

    20日の朝9:00、指定された場所に症例を持参、試験はいつもどおり完全に匿名で行われますので、症例を出したら速やかに立ち去らなければいけません。

    夕方までフリータイムですので、市内散策に出掛けます。

    長崎と言えば、出島、グラバー園、大浦天主堂などの定番の名所を見学、16時には学会場に戻り、指導者講習会とサテライトセミナーに出席。

    その夜は福山雅治が帰省の際に必ず行くというラーメン屋さんで長崎ちゃんぽんを食べました。

     

    翌日は開会式から最終の公演まで全て聴講、特別講演シャリテーベルリン医科大学歯科矯正学・顎顔面整形学・小児歯科学講座主任教授の Paul-Georg Jost-Brinkmann先生が「CAD/CAM in orthodontics with special focus on bending archwires」というタイトルで講演され、聞き入っていると、いきなりスライドに“Hiro technique”が紹介され、さらに、“Dr. Hiro is a Japanese Orthodontist. He has a private practice.”と私のことを紹介して下さったことには驚きました。

    ヨーロッパではHiro techniqueは広く知られていますが、日本の学会ではお呼びがかかりませんので、とても嬉しかったです。

    講演終了後、ステージ前に行き、挨拶をさせて頂きました。

     

     

    翌日の名古屋大学医学系研究科特任教授である曽我部正博先生の “細胞はどのように力を感じ応答するのか”という講演は、細胞力覚、能動力覚に関するお話しで、組織や臓器の発生・再生から、癌の発症や転移にも関わるという内容で、こうゆう講演は滅多に聞くことが出来ないので、とても感激しました。

     

    また、サテライトセミナー2、塚崎雅之先生の「骨免疫学が紐解く歯槽骨代謝の分子基板」、横瀬敏志先生の「メカニカルストレスが骨代謝に及ぼす影響について」、上岡寛先生の「矯正力のかかった歯の周りの細胞・分子の挙動を探る」という講演も非常にためになりました。

     

    臨床セミナー2の「過去の難症例・再治療例から学ぶ未来への戦略的矯正診断・治療」において、3人の先生がお話しされましたが、残念だったのは、某先生が難症例=治療期間が長かった症例、満足する治療結果が得られなかった症例で、「患者本人のモチベーションが低いこと」と結論づけたことで、これには正直ガックリしました。

    モチベーションは治療する医師側の話術技術に依存するものだからです。

    聞いている先生方にも違和感を覚えられた方が多いのではないでしょうか。

    参考までに、治療難易度の指標としては、Difficulty Indexがあり、 私は10年ほど前から専門医試験、認定医試験にはDIを導入した方が良いと日矯学会で挙手発言して提案していますが、2020年現在、まだDIは導入はされていません。

    この臨床セミナーのタイトルから考えれば、DI scoreと実際の治療期間との相関関係であるとか、DIが高い症例では実際にどのような点が問題となったか等について考察出来た筈ですが、それについて触れられた先生は1人もいらっしゃいませんでした、、。

     

    毎日長崎ちゃんぽんばかり食べていました。

     

    来年の日本矯正歯科学会は、2020年10月4日〜7日、パシフィコ横浜でIOC

    と同時開催されます。

     

     

  • CEO & Paris V

    2019年 6月 7-10日、Franceの Nantesにて、ヨーロッパの矯正歯科専門の学会である CEOの 2019年学術大会が開催され、Key note Speakerとして招待されましたので、行ってきました。

    本学会の終了後は、いつもどおりパリに移動、パリ大学歯学部矯正歯科の教授、矯正歯科専門医、舌側矯正特別修習生達を対象に、舌側矯正に関するトラブルについてお話しをさせて頂きました。

     

    6月6日、ANAでCDGに到着、CDGからは事前にネット予約した TGVで陸路 Nantes入りしました。

    Nantesは初めてですが、、、他のフランスの街並みと雰囲気が随分違います。

    フランスの街並みはどれもみな絵を描きたくなるような美しい町ですが、Nantesはどちらかというとサッパリとした感じでした。

     

    ホテルは Nantes中央駅の近くの Mercure、学会場は Mercureから車で 20分ほどのところにある Westotel Hotel、タクシーで €30ほどです。 Uberだと半額くらいだと思いますが、自分は基本的にタクシーを使い、どうしてもタクシーが手配出来ない時だけ Uberを使うようにしています。

     

    学会場に着き、Registrationを済ませると、Secretaryが大会場に案内してくれます。

     

    学会場の Westotel

     

    会場へ入るドアを開けると、、、うわっ! ステージの真横!

    後ろには入り口は無いのか聞きますが、ここしか無いとのことで、ステージ横から姿勢を低くして入ると、大会長のDr. Alexis MoreauとSecretary のDr. Emmanuel Frerejouandが講演中にも関わらず、立ち上がって出迎えてくれました。

    ちょうどその時講演していたのは、自分が European Boardを受験したときの Examinerだった Dr.Lorentz Moserでした。

     

    彼の講演が終わったあと、学会関係者の先生方に挨拶していると、Lorentzも来てくれ、「Toshiは EBOに全てリンガルの症例で合格したんだ、その時の Examinerがオレだ!」と、みんなに話してくれました。

     

    講演会場です。CEOはいつもはもっと大規模ですが、今年は1週間後にEOSが Niceで開催されるために、参加者は少なめで、殆どがフランスの先生だったように思います。

     

    当日は最後まで講演を聞き、その後の Excursionの Loire river cruseはパスしてホテルに戻って休みます。

    その夜は President dinner、ホテルから徒歩15分ほどのところにある “Le Machines de L’ile”が会場です。ここにはいろんな動物が機械で作ってあり、全て本物のように動きます。

     

    この大きな像も本物のように動き、鼻からは水を出します。

     

    何処に座ろうかなとテーブルを探していると、親友の Germain Beckerが招いてくれました。有り難いですね。

    食事をしていると、昨年1月に Paris Vで講演した際に自分の lectureを聞いていた先生や、以前 Reimsの CEOで会ったという先生達が次々と挨拶に来てくれて、なんとも嬉しい限りです。

     

    左の写真は親友の Emmanuelです。 会場は屋根はありましたが、屋外で、6月なのにとても寒かったです。

     

    宴たけなわになると、ヨーロッパではお決まりのダンスが始まり、みんな踊り始めましたので、ホテルに戻ってプレゼンの準備をします。

     

    翌日は1日ホテルにこもり Power Pointのチェック、自分の講演は学会最終日ですので、楽勝で間に合う筈だったのですが、スライドの何枚かが×に化けていたり、横縞に化けてしまって画像が表示されません。

    MacとPower Pointの convertがいまだにダメなようで、Keynoteに落としますが、同じです。

    これが本番でいきなり出たらと思うと、ゾッとします。

    自分は 35年間 Mac一筋で、Macだけを使い続けてきましたが、Windows machineに乗りかえた方が良いかな、と思う今日この頃です。

     

    講演は、他の一般口演の先生達は 20分間ですが、自分は Key note speakerなので 50分間。50分間喋るというと、長くて大変なように思われるかも知れませんが、しゃべり出すと 50分はあっという間で、90分くらいでちょうど良いかなと、いつも思います。20分間では何も話せません。

     

    講演内容は、Angle Society Midwest componentの memberになるために提出した 15症例を紹介し、Angleの membershipの要件や、memberになるための手順について説明しました。

    自分の講演のあとは Coffee break、講演が終わるといろんな先生が一緒に写真を撮って欲しいと来てくれました。

     

    講演のあとはたくさんの先生が Facebookで賛辞を送ってくれました。

     

    学会終了後は TGVでパリに移動します。

    パリ大学での講演までは 2日間あるので、いつもどおり、Alainのお墓参りに行き、その後は市内をぶらつきます。

     

     

    ホテルから徒歩圏内である Sacré-Cœur、僕の一番好きな場所の1つです。

     

    Sacré-Cœurのすぐ隣の Place du Tertreです。今は広場周辺のレストランがテントを貼っていますが、昔はこの広場全体が画家達で埋め尽くされていました。有名な画家を目指す Artistsはここに集まってきたものですが、今や、画家達は隅っこに追いやられ、なんとも悲しいものです。

     

    とは言いながら、お腹が空いたので、ここで遅めのお昼を頂きました。

     

    Citeにあるお気に入りのレストラン、La Réserve de Quasimodoは、残念ながら閉店していました。元は英語が喋れないフランス人がやっていたのですが、昨年来たときは中国か韓国か、アジア系の人に代わっていたので、不思議に思ったのですが、、。

     

    翌日は、時間があったので St Martin canal cruseに乗りました。

    こうゆう水門がいくつもあり、船が徐々に髙地に上がってゆきます。昔、これを取り壊して高速道路を作ろうという案が出たそうですが、最終的には保存されたそうです。

     

    パリでの駐車の仕方、、。

     

     

    凱旋門のてっぺんから望むエッフェル塔です。

     

    パリ大学での講演の前日はいつも、Germainや他の教授達が dînerに招待してくれます。

    本当に有り難いです。

    仏蘭西料理は本当に芸術です。見た目だけでは無く、本当に美味しいです。

     

     

    パリ大学での講演

     

    大学には今も自分のWBLOの症例が展示されています。

    有り難い、有り難い。

     

     

    午前は lecture、お昼ごはんをはさんで、午後は診療です。

    いろいろ質問してくれるのは、本当に光栄で有り難いことです。

     

    パリ大学といえば、日本で言えば東京大学に相当するわけで、自分のような田舎の専門医が殆ど毎年、機会ある毎に呼ばれて教授達を相手に講義をさせて頂けるというのは、本当に光栄で有り難いお話しです。

     

    「廣先生は日本では講演しないのですか」とよく聞かれますが、日本の矯正歯科界は、力関係、政治力の強い人達で回っているために、自分の出る幕はありません。

    これについては、かなりややこしい話になるので、また別の機会に書きたいと思いますが、思うことがかなりあります。最低限、何も関係ない会員が迷惑をしているということを、日本矯正歯科学会執行部はよく考えて頂きたいと思います。

     

    いつも「これが終わったら趣味に没頭しよう」と思っていますが、無理です。年内は、海外2つ、国内2つの学会に参加しなければならないので、休む暇が全くありません。

     

     

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