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院長日誌

院内の事

  • 2007/06/14

    良い歯を守る相談会

    4月14日、恒例の良い歯を守る相談会が塩尻市の保健センターで行われました。
    相談会の長は今年で最後です。
    勝手なことをするな、と、誰かから批判されることを覚悟の上で、改善出来るところは改善してしまおうと思い、改革第2弾を実行しました。
     
    まず、感染予防のために、グローブの交換を徹底してもらいました。
    健診やブラッシング指導の担当者は、今まではグローブをした手で、ハイアミンの液に入れて次の方を診ていました。
    これでは何のためのグローブかわからない。
    グローブは口の中に手を入れる人間が自己防衛のために付けるのではないはずです。
    まずはその意識改革を呼びかけ、患者さんの口の中に手を入れたグローブは、必ず捨てて、新しいグローブに換えて頂くことを徹底しました。
     
    さらに、順路を明示し、染め出しコーナーも新聞紙でなくて巻き段ボールを敷き詰めました。
    これは破れたりせず、先生方からの評判も良かったです。
     
    さらに、フッ素塗布とイオン導入の順番を入れ替えました。
    少しは良くなったかな、、?
     
    塩尻地区の先生方、スタッフの皆様方、ご協力有難うございました。
    秋の相談会も宜しくお願い致します。
     
     

    良い歯の日は、相談会が終わってから医院に戻っても時間が短く、診療にならないので、恒例のお花見です。
    ひろ矯正歯科は飲んで喰ってばっかりじゃん、って思われるかも知れませんが、いつも頑張ってくれているスタッフには、最低限これくらいの事をしないと申し訳ないと思います。
    やる時は思い切り、一生懸命働いて、遊ぶ時は思い切り遊ぶ。
    このケジメが大切であると思います。
     

    松本の割烹「草庵」です。美味しかったです。

  • 2007/02/22

    Dr. Bruno Wilhelmy from Germany

    11月27日から12月2日まで、ドイツから Dr. Bruno Wilhelmyが見学にやって来ました。
    彼とは2002年6月、Berlinで開催されたESLOの時に知り合いました。
    以来、ヨーロッパの学会ではいつも声をかけてくれ、Gala dinnerなども一緒にテーブルを囲んできました。
    1年前、New YorkでのWSLOの際に、ひろ矯正歯科を見てみたい、僕のリンガルの治療を実際に見学してみたいので行っても良いか、と聞かれました。
    なんでも、お嬢さんが歯科大学を卒業して、もうすぐ一緒に仕事をするようになるので、もっとリンガルを勉強したいとのことでした。
     

    ひろ矯正歯科玄関前にて
     
     
     
     

    いつもどおり、月曜日は僕は休みなので松本城を案内します。
     

    翌日から1週間、朝から晩まで、Brace on、Brace off、初診、診断、adjust、esthetic ponticのセットの仕方、Eva Dyneを使った最新の技工操作等々、現在ひろ矯正歯科矯正歯科で行っている最新テクニックの全てを教えました。 金をいくら払えば良いかと聞かれましたが、金欲しさに教えるわけではなく、僕は真にLingual Orthodonticsの発展を祈っての事ですので、金などイラナイ、と言いましたが、、、僕の真意が伝わったでしょうか、、。
     
    見学をしたいという先生を寛大に受け入れ、本当に感謝してくれる人もいれば、見せてくれて当たり前、教えてくれて当たり前と思っている人もいます。 中には、院内の物をくすねて帰るような人もいますので、今後は見学者の受け入れについて少し考え直したほうが良いかな、と考えています。
     


    通常の矯正と舌側矯正との診断の違いについて詳しく説明します。
     


    わかってくれたかな、、。
     


    夜は割烹仙岳で shabu-shabu dinnerに招待です。
    食事をしながら、舌側矯正について説明を続けます。

     


    仙岳のマスターと一緒に

  • 2006/11/18

    Welcome to Dr. Hiro’ Orthodontic World !!


     
    今年の3月、New Yorkで世界舌側矯正歯科学会が開催されましたが、学会から帰国するとすぐに1通のメールが届きました。
    スペイン・バルセロナの University International of Catalunya の教授であり、バルセロナ市街の激戦区で開業している矯正専門医である Dr. Fernando de la Iglesia からです。
    「NYでDr.Hiroの講演にたいへん感銘を受けたので、是非オフィスを見学させて欲しい」と、写真付き履歴書を添付で送ってくれました。
    先日来たDavid Manzaneraもスペインから、Fernandoもスペインからです。
    Fernandoに「日本には学会か何かで来るのか?」と聞くと、「No」とのこと。
    「他の先生のオフィスを見学するついでに来るのか?」と聞くと、「日本には、Dr.Hiroのオフィスを見学するためだけに行く、ひろ矯正歯科に行くためだけにスペインから日本に行く」とのこと。
    僕に何か出来ることがあればと思い、歓迎しました。
    そうしたら、3月の時点でもうすでに10月の飛行機を予約したというので、近年稀に見る行動派です。
     
     

    10月25日、昼11:25分に松本駅に着くというので、ホテルに迎えに行きます。
    今日は月曜日なので、僕はお休みなのです。
    車を駅近くの駐車場に入れ、ホテルに向かって歩いていると、駅から東急インに向かって旅行カバンを引きずる3人連れの外人がいます。
    あれがFernandoだなと思いつつ、交差点で御対面。
    やはりそうでした。
    Ferandoと、奥さんと、技工士のGloriaさんです。
    折角来るなら、技工士を連れておいでよ、それから自分のケースを持っておいでよ、ラボを教えてやるから、と伝えたんです。
     
    ムチョ・グスト(はじめまして)、コモエスタ・ウステ(こんにちは、ごきげんいかが)と、挨拶をすませ、駅前の東急インに案内します。
    駅に近い方が何かと便利なので、僕が会員価格で予約しておきました。
    お昼前ですが、チェックインが可能で、部屋に荷物を置いて出掛けます。
    お昼ご飯は伊勢町の「バリゾート」で「ナシゴレン」を食べ、その後、松本城を案内します。
     

    今晩はしゃぶしゃぶだよ、と話すと、じゃあここは僕が払っておくよと、Fernandoが払ってくれました。
    ごちそうさまでした。それにしても、暑かったな、この日は。寒いから上着を忘れるな、と言ってあったので、全然寒くないじゃないか、と、フード付のダウンジャケットをたたんでいました。

     


    松本城の説明を聞く。オジサンはボランティアの英語のガイドの方です。

     


    松本城観光は気に入って貰えたかな、、、?

     
    その後、四柱神社、縄手通り、仲町と松本の典型的な通りを案内し、僕は一旦家に帰ります。
    アスタルエゴ(また後ほど)!
     

    晩ご飯は定番、割烹仙岳のしゃぶしゃぶです。
    寿司と天麩羅は食べた事があるが、しゃぶしゃぶは初めてだというので、食べ方を説明します。
    お肉をお湯につける時は「しゃ~ぶしゃぶ、しゃ~ぶしゃぶ」と言わなければならないのだと説明すると、彼らみんなは真面目に「シャ~ブシャブ、シャ~ブシャブッ」と言いながらお肉をしゃぶしゃぶしています。
    えへへ、、。
     

    「しゃ~ぶしゃぶ、しゃ~ぶしゃぶ、、。」

     
    食事をしながらいろいろと話を聞きます。
    彼はバルセロナで矯正専門開業していますが、彼のオフィスの半径100m以内には8軒(!)の矯正専門医があるとのこと。
    バルセロナ市内には何軒の矯正歯科専門医がいるのかと尋ねると、星の数ほどで、数え切れないという。
    バルセロナの人口は157万人、塩尻市の人口は6万人。
    僕は都会が大嫌いです。
    息が詰まります。
    僕にとっては、自分のリラックス出来る環境で生活し、毎日新鮮な空気を吸って気持ちよく仕事をするのが、良い治療をする最低条件です。
    僕は長野県の豊かな自然を愛し、長野県の人を愛し、自分の医院とスタッフを愛しています。
    約3時間、食事をしながらお話をしてお別れです。
    Fernandoからは、高級ワイン4本と、たくさんの生ハムと、たくさんの本と、おまけに子供達のお土産まで頂きました。
    さぞ、重かったでしょう、、ムチョスグラッシャス。
     

    翌日、お昼過ぎにFernandoと歯科技工士のGloriaさんが医院に来ました。
    医院の中をひととおり案内し、午後から通常どおり診療です。
    初診、診断、Brace on(矯正装置を装着すること)、Brace off(矯正装置を外す事)、抜歯、いろんな処置を滞りなく的確に処置をするのを見て、いささか面食らったようです。
    彼は火、水、木と3日間見学してゆきましたが、マメにメモを取り、いろんな事を質問してきます。 非常に勤勉です。
    ひろ矯正歯科では、普通の矯正専門医と違う部分がたくさんありますので、質問が多いのは当たり前です。
     
    Q1:なぜ、バンドを巻かないで全ての装置を接着で治療するのか?
    Ans:
    1,チェアータイムの短縮
    2,患者さんの不快感の軽減
    3,歯肉炎の減少
    4,バンドを巻くとギラギラ光って審美的に良くない
    5,バンドを巻くと装置撤去後にバンドスペースが残り、食片圧入の原因となる
    6,バンドを巻くと装置撤去後にバンドスペースが残って歯が移動し、咬合関係が狂う
    7,バンドを巻くと、装置の位置づけが正確でなくなるので、きちんと治らない
    などの理由から、ひろ矯正歯科ではバンドを使わないんだと説明します。
    バルセロナではバンドを巻かないなんて不可能だ、みんな装置を壊してしまう、というので、それは日本でも同じだ、患者さんに必要性を説明して、患者さんに理解してもらって、食べ方の指導などをきちんとすれば大丈夫だよ、と話します。
     

    真剣な顔つきで見学するFernando

     
    Q2:エッチングの不要な接着剤について、メーカー名とそれを使っている理由は?
    Ans:メーカーは松風、使用している理由は、
    1,エッチングをしないことで虫歯の発生をかなり抑える事が出来る
    2,さらに、フッ素徐放性であるので、虫歯になりにくい
    3,チェアータイムが大幅に短縮された
    4,ブラケットの脱離による急患が極端に減少した
    5,除去が容易である
    などなど、、。
     
    Q3:スペースクロージングのメカニクスは?
    Ans:ひろ矯正歯科では、患者さんに少しでも快適に治療を受けて頂くために、ループは使わないで、全てスライディングで行っている。外側には一切装置を付けない。パワーチェーンを外側にまわす先生もいるが、ひろ矯正歯科ではそんな不細工な治療はしない、と説明。
    じゃあ、エラスティックはどうやってかけるのか、というので、内側から内側にかける、と話すと、他の先生と同じく、そんな事は出来ないだろう、という顔。
    ちょうどゴムを使う患者さんがいたので、ゴムをかけてみてください、というと、その患者さんは一瞬にして裏側どうしでゴムをかけるので、Fernandoは目が点になっていました。
    ひろ矯正歯科は治療のレベルも高いが、患者さんのレベルも高いんですよ。 
     

    EBOのファイルを見るFernando

     
    ほかにも、たくさんたくさんの質問がありました。
    二階では、世界に誇るひろ矯正歯科の技工士が Gloriaに最新の技工手順を指導します。
     

    こうゆうときに日頃の英語レッスンが役に立つ!

     
    その間、奥さんは何をしているのか、、、じつは、うちの家内が料理教室に連れて行っています。
    翌日は茶道にと、日本文化を紹介します。
     

    裏千家奥平先生、お忙しいのに、本当にありがとうございました m(_ _ )m。

     


    夜は、焼き鳥大吉にて。大切な日本文化、ドジョウすくいを披露します。
    爆笑でした。あっはっは~、楽しい。

     

    医院見学を受け入れるのに1日当たり10万円以上のお金を取る先生がいます。
    ひろ矯正歯科では、No Chargeです。
    なぜタダでそこまで見せて、ラボまで教えて、食事まで連れて行って、と、不思議に思うかも知れませんが、僕はただ、彼らにリンガルのスペシャリストになって欲しい、名ばかり有名で治療が全く出来ないくせに偉そうにしている人たちを見返せるようなドクターになって欲しい、ただそれだけが願いです。
    Fernando, you must be the NO.1 Lingual Orthodontist in Spain!!
     

    3日間、アッと言う間に過ぎました。
    最後の日、11月3日は軽井沢を案内し、軽井沢から新幹線で東京へ向かいます。
    毎日、朝から晩ご飯まで一緒にいたので、家族のようです。
    別れ惜しいです。
     

    軽井沢鬼押し出しにて。 またおいでね(^ε^)-☆。

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